「印刷会社だからこそ提供できる3DCGの付加価値を」
きめ細やかで美しい3DCGの制作をどこかに発注したい、そんなときに「印刷会社に発注する」という選択肢があるのを御存知でしょうか。
CG制作のスキルを持ったクリエイターはもちろん、カメラマンやデザイナーなど印刷会社ならではの様々なスタッフのスキルをあわせて、より付加価値の高い3DCGソリューションを提供しております。
「 3DCG」ならではの特徴としくみ
印刷会社と3DCGがあまり結びつかないという人もいるかもしれませんが、3DCG制作に携わっている会社は実は少なくありません。
弊社・東洋美術印刷も2012年より3DCG制作事業に携わっており、これまでに900件をこえる制作実績を残しています。
カメラや腕時計といった小さなものから自動車や産業ロボットなどの大きいもの、さらに建造物や空間にいたるまで様々なものを3DCGの形で制作して提供してきました。
弊社ではお客様から提供していただいた3DCADデータをもとに、まず3DCGのモデルデータを作成します。
このモデルデータをもとに静止画はもちろん、実写の風景との合成画像、アニメーション映像、拡大や回転などの操作に対応したWEBツール、AR・VRなど様々なソリューションを提供しています。
弊社の3DCG制作チームには、カメラマンやデザイナーといったスキルや経験を持ったスタッフが多くいます。
そのため、3DCGをただ表示させるのではなくより美しく見える構図や配置を設定したり、調和のとれたフォント設定でテキストを入れ込んだりなど、より3DCGを魅力的に見せるデザインを実現できます。
さらに弊社では3DCGをただ制作するだけでなく、チラシやWEBカタログなどの様々な媒体に掲載して販促ツールとして運用するところまでワンストップで承っております。
「3DCG」ならではの7つのメリット
① 「フロントローディング」による効率化
フロントローディングとは、工業製品の開発・製造の工程において前倒しができるものをなるべく早めに完了させることで全体的な作業効率を高めることです。
3DCG技術を用いれば建築物や工業製品の設計データをもとに、リアルなデジタルツインを生成することができます。
デジタルツインによるモデルを活用すれば、実物の製造や建造を始める前からシミュレーションによる検証が行えるようになります。
そのため改善点や問題点を早めに分析できるようになり、後々になって修正点が見つかってモデルの再設計や再開発をおこなうリスクを減らせます。
② ワンランク上のリアルな高品質を実現
グラフィックデザイナーやカメラマンなど制作陣のそれぞれの表現スキルを駆使することで、3DCGとしてより高い品質のものを提供することができます。
そのためぬいぐるみや革製のソファーといった生地のやわらかい質感から、高級車や家電製品などのメタリックな艶感まで、あらゆるテクスチャーの再現が可能です。
また写真撮影のプロが携わることで、商品や風景の魅力がより伝わる構図やアングル、雰囲気にあう最適なライティング表現を設定することで、3DCGの印象をよりはっきりと強められます。
自然な光の当て方でよりフォトリアルな仕上がりとなるため、3DCGモデルを実際の風景などの写真と合成させても違和感なく溶け込み、臨場感あふれる表現を可能にしています。
③ 実写撮影より費用や時間を抑えやすい
実写により商品や空間の写真を用意するとなるとスタッフが現地に機材を持参していく必要があるため、移動だけでコストの負担がかかりやすいです。
またせっかく現地に行っても、天候や自然状態などの条件によって、なかなか納得の行く写真が撮れなかったり撮影自体ができなかったりする可能性もあります。
一方で3DCGなら風景や環境など自由なシチュエーションを再現できるため、冬場に南国の情景を再現するといったこともできます。
実物の撮影作業も最低限で済むので、撮影の期間中ずっと工場や店舗を休業させておくといったことも不要になります。
④ 感覚的に伝わりやすい表現が可能に
実物を見ただけでは分かりづらい機械の内部構造や性能も、3DCGならより感覚的に伝わりやすくなります。
例えば工場の生産システムの断面図にアニメーションをつけることで、中でどのように商品が作られているか視覚的に伝えられます。
ほかにも大型車両の3Dモデルを回転させて裏側の構造を見たり、精密機器のきめ細かい配線がどうなっているか確認したりすることも可能です。
さらに3DCGのモデルにエフェクトを付け加えることで、ウイルスや紫外線といった目に見えないものも可視化できるため、機械の性能のすごさをより視覚的に印象付けて説明することができます。
⑤ 3DCGモデルは臨機応変にアレンジ・修正が可能
3DCGの画像を制作した後もモデルデータは保存されているため、後になってカラーバリエーションを増やしたり違うアングルのものと差し替えたりすることもできます。
一枚でも実物を撮り直すとなると再び現地に行く手間が発生するため、費用や時間が大きくかかってしまうかもしれません。
その点、3DCGは実物を再撮影する必要がないため、スムーズなアフターケアが可能となっています。
⑥ 3DCGによる動画やXRなどの制作にも対応
同じ3DCGのモデルデータをもとに、静止画像だけでなくアニメーション動画やAR・VRコンテンツなどを制作することも可能です。
またクリックされたボタンに応じて機械が稼働する様子をアニメーションで再現するといったユーザーが操作できるツールの制作も行っています。
ほかにもマルチメディアでコンテンツを手がけている会社として、3DCGの画像を掲載したパンフレットやWEBページなどの媒体の企画・開発や作成・運用も承っております。
⑦ CADデータなしでの3DCG制作もOK
開発中の工業製品や機械システムのCADデータ、他社による盗用を避けるためにも外部に極力見せたくないという方も多いかと思われます。
東洋美術印刷の3DCG制作は基本的に3DCADのデータをもとにモデリングを行いますが、CADデータなしでの3DCG制作にも対応しております。
お客様からいただいた資料や写真などをもとに、実物の構造や感触などをできる限り近づけた3DCGモデルを作成いたします。
「印刷会社 × 3DCG」で実現できるこんなこと
「自動車が走る様子をリアルに再現したい」
自動車が街中や大自然などをバックに走る様子の映像は、視覚的なインパクトも強くプロモーションにも活用しやすいかと思われます。
しかし実物の車両を用いて撮影しようと思うと、ロケ場所を長時間確保する必要がありコストが高くなりやすいほか、せっかく許可を得ても天候などの影響も免れません。
3DCG制作ソリューションでは、実際の街中の光景に自動車の3DCGモデルを合成して走らせる映像を作ることも可能です。
「機械の内部構造をマニュアルに掲載したい」
工場の製造ラインは素材がどう内部で加工されて製品となっていくか、外側からは全容が把握できないこともあるのではないでしょうか。
機械の不具合が発生したときなどに、内部の構造を視覚的に理解して速やかに対応するには3DCGによるデジタルツインが効果的です。
作業員向けのデジタルマニュアルに製造機械などの3DCGを掲載すれば、生産システムの取り扱い方を感覚的に理解しやすくなります。
「ユーザーの気を引くティザー広告を作りたい」
商品の発売前に情報を小出ししていくことで視聴者の気を引くティザー広告は、スタイリッシュさやエレガントさなど見た時に良い印象を持たせることが重要です。
開発中の製品や建設中の施設を3DCGでモデリングすることで、ティザー広告用のデジタルモックアップを用意できます。
3DCGのコンテンツができれば、紙媒体やWEBサイトなどの販促ツールの要素として活用してブランドイメージ向上に役立てられます。
印刷会社の知見を反映させた「3DCG」
3DCGの制作を印刷会社に発注することで、カメラマンやデザイナーといった技術スタッフのノウハウを生かした3DCGコンテンツを提供できます。
自動車や機材の写真を実写で用意するのに比べ、3DCGなら制作にかかるコストや時間を大幅に減らせるだけでなく、コンテンツ完成後の修正やアレンジなどにも柔軟に対応できます。
またモデルデータをもとに動画やVRなどのコンテンツも制作できるので、販促ツールだけでなくデジタルツインとしてシミュレーション用のアセットやマニュアルとしても活用できます。
細かい情報について気になる方はぜひ弊社のTBPDブランドサイトもご覧ください。
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