コロナ禍で観光やお買い物に行けなくなった、行きづらくなったという方、多いかと思います。
そんな方向けに最近増えているのが「バーチャルショールーム」の体験ツアー。
今回は不動産物件の見学以外で増えているバーチャルショールームによる見学体験の事例を紹介します。
バーチャルショールームについておさらい
バーチャルショールームは実際の風景をスキャンした画像をもとにバーチャル上で生成された空間です。
自分が内部に入って移動することであたも実際に歩いているような感覚を味わえるのが特徴です。
不動産などが住宅やオフィスなどを販売する際、コロナなどの影響で見学会ができなくなったので代わりにバーチャルショールームを導入する例が増えています。
しかし、バーチャルショールームの使用例は不動産だけではありません。
あらゆる業種が自分たちの店舗や施設などを紹介するために活用しています。
バーチャルショールームを取り入れた具体例
バーチャルショールームの導入事例:IKEA
インドネシアにあるIKEA Alam Suteraでは、バーチャルショールームで疑似的にお店の中を散策できるようにしました。
IKEAでは様々なペルソナの生活様式に似合いそうなインテリアを取り入れたモデルスペースを店内に配置していますが、バーチャルショールームではモデルスペースの内部に入って、実際にIKEAの製品で部屋をコーディネートした様子を体感できます。
また展示している一部の商品のアイコンをタップすることで、そのまま購入できるようになっています。 [注1]
バーチャルショールームの導入事例:Visit Orlando
米国フロリダ州のオーランドはウォルトディズニーワールドやユニバーサルオーランドリゾートなどの巨大テーマパークが立ち並ぶ観光都市です。
そんなオーランドの観光協会は都市の主要地区やテーマパーク内部をバーチャルショールームとして公開しています。
人気アトラクションは一周回る様子を動画にしていて、アトラクションに乗っているような感覚が楽しめます。
また一部の区域では近くのアトラクションに移動する際、通路を進む動画が流れ、実際に歩いているような感覚を味わえます。[注2]
バーチャルショールームの導入事例:現代自動車
韓国の最大手自動車メーカー・現代自動車はバーチャルショールーム専用のサイト「Hyundai Virtual Experience Centre」を立ち上げています。
本社のロビーを再現した空間からは、自社商品のCM映像を見たり実際に販売されている車種について調べたりできます。
オンライン上で商品マニュアルをダウンロードできたり、試乗の予約を入れたりできるので、新しく購入するかどうか検討している方にとって、かゆいところに手が届くようなコンテンツ設計になっています。[注3]
番外編「Virtual Vacation」のバーチャルツアー
Virtual Vacationはコロナ禍で自由に旅行できない方向けに、観光地や有名な都市をバーチャルで観光できるよう作られたサイトです。
徒歩や自動車で街中をまわった様子や、有名な史跡や建造物の中を観光客の目線で訪れた様子など様々なタイプの動画コンテンツを無料で楽しめます。
日本のものでは東京タワー周辺をドライブした様子や羽田空港に着陸する飛行機から見た景色などが視聴できます。[注4]
商品やサービスのPRでもバーチャルショールームは効果的!
バーチャルショールームは建物をまるごと3Dモデルとして再現するものなので、物件を紹介する際に活用されることが多いです。
しかし時間や場所に関係なくアピールできることから商品やサービス、施設や都市などのPRに使われることも少なくありません。
バーチャルショールームの強みはパノラマ画像の中にテキストや動画ファイル、ECサイトなど様々なコンテンツを自由に入れ込むことができることです。
サイト閲覧者の顧客体験を高めて会社やそのサービスへの関心を強める効果が期待できるバーチャルショールーム、どんな風に会社のプロモーションに使えるか考えてみるのも面白そうですね。
・関連資料のリンク
[注1] IKEA Alam Sutera “Virtual First Impression”
[注2] Visit Orlando
[注3] Hyundai Virtual Experience Centre
[注4] Virtualvacation.us – Explore The World From Home
・関連資料のダウンロード
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