WEBの世界はまさに日進月歩。
わずか一年で新しいサービスやソフトウェアが次々と現れては普及しているため、激しい環境変化に柔軟に対応できることがWEBマーケティングやWEBセールスの場で求められています。
とはいえプログラミングなど専門技術や知識も乏しいし、いまさら対応しようとしてもハードルが高すぎる…とお思いの方は少なくないはず。
今回はWEBやプログラミングの知識がなくても簡単に操作できる「ノーコードツール」を使った本格的なCMS運用についてお話いたします。
企業の魅力をより幅広い人に伝えたい、流行にあわせたWEBマーケティングをしたいなどWEBコンテンツを効率的に活用したい方は必見です!
ノーコードツールの操作は知識0でもOK!
突然ですが、下記のコードを見てどういうものなのかイメージできますか。
.picture {
position: fixed;
top: 50%; left: 50%;
width: 60em; height: 30em;
transform: translate(-50%, -50%) translateZ(-20em);
background-color: #ffffff;
filter: blur(3em);
}
ざっというと「特定の画像を回転させてぼかした影を後ろに表示させる」といった内容なのですが、このようなコードを理解できなければスタイリッシュなWEBサイトは作れないと思っている人も多いでしょう。
しかし初心者でも「ノーコードツール」というものを使えば、本格的なWEBサイトを製作できるようになります。
ノーコードツールはその名の通り、コード文を打ち込まなくてもアプリケーションやWEBサイトを作成・運用できるシステムです。
Googleをはじめとした大企業がノーコードツールのプラットフォームを買収したり、ノーコード開発の市場規模が2020年から2年間で1.5倍にふくらんだりと、現在ノーコードツールは世界的に大きな注目を集めています。[注1]
ITに関する需要が高まりながらも世界的な「ITの人材不足」といわれている中、ノーコードツールを導入すれば専門家による手助けが不要となりWEB関連の業務コストも大きく減らせます。
ノーコードツールで作るなら”CMS”がおすすめ!
「CMS」とはコンテンツマネジメントシステムの略称で、WEBサイト・画像・動画・PDFファイルなど様々なWEBコンテンツを視覚的に一括で運用できるようにしたシステムです。
以前は背景の色やフォントの種類、ページのレイアウトといった設定はページごとに一つ一つ行う必要がありましたが、CMSを使えばテンプレートを使って一斉にデザインを反映させることも可能になりサイト運用の手間もかなり軽くなりました。
特に代表的なCMSである「WordPress」は世界の4割のWEBサイトに用いられているといわれるほど広く使われています。[注2]
ちなみにこのコムデザもWordPressを使って製作されています。
WordPressについてはこちらの記事もご覧ください!
ではノーコードツールでCMSを制作するメリットについて、より具体的に見ていきましょう。
CMSでWEBサイトを作成するメリット
① WEBサイトを視覚的に制作・運用できる
重要な文は大きく赤字に修飾して目立たせたい、会社のロゴ画像にTOPページへのリンクを設置したい、Twitterでの反応をWEBページに埋め込みたい…。
かつてはこうした要望に答えるには直接WEBページのHTMLコードを編集しないといけませんでした。
しかしCMSならドラッグアンドドロップやボタンのクリックなど感覚的な手順のみで対応できます。
また画面のインターフェースも視覚的に情報がつかみやすいため、WEBページの公開設定やコメントの管理など運用作業も感覚的に行えます。
② 統一感のあるWEBコンテンツを提供しやすい
CMSにはすでにある程度レイアウトされているWEBページのひな形、テンプレートが用意されていることが多いです。
テンプレートなどを活用することでWEBサイト全体のデザインに統一感を持たせて、印象に残るWEBコンテンツを提供しやすくなります。
特にコーポレートデザインに基づいたWEBコンテンツで企業のブランドイメージを発信したい場合、統一感のあるWEBコンテンツは効果的ですよ。
③ マルチデバイスに対応しやすくなる
いまやWEBサイトはPCよりもスマホでの閲覧が多くなりました。しかし両者は画面の幅や搭載された機能も異なるため、それぞれのデバイスに適したWEBコンテンツを用意しなければなりません。
CMSなら「PCユーザーには高画質なコンテンツ」「スマホユーザーにはGPSと連動したコンテンツ」というように、デバイスごとにWEBコンテンツを別々に制作・運用しやすくなります。
④ WEBコンテンツのねらいが正しく反映されやすい
外部のIT企業にコンテンツ制作を依頼する場合、自社のサービスや業務内容の細かなニュアンスなどが依頼先に正しく伝わらず意図していた内容とやや違う形に仕上がったということも起こりやすいです。
しかしCMSを使って社内でコンテンツを運用すれば、現場にいないと分からないような会社のことも正確に配信しやすくなります。
⑤ 無料で運用できるCMSサービスも多い
ノーコードツールやCMSには基本料金なしで利用できるものも少なくありません。例えば先ほど挙げたWordPressも基本的に無料で始められます。
有償のソフトウェアなどをわざわざ購入しなくても済むため、余計な出費をかけずに済みます。
ただしノーコードツールやCMSは欧米を中心に発達した関係もあり、日本語に対応していないものや機械による自動翻訳でやや怪しい文章が出るものもあるため、導入する前に言語環境はきちんと確認しておきましょう。
スマホ向けコンテンツも「ノーコードツール」で作るのがおすすめ
ノーコードツールで製作できるのはWEBサイトだけでなく、スマートフォン向けのアプリや各種コンテンツも作られています。
2024年までに全てのスマホアプリの65%がノーコードツールで作られるようになるという推論もあり、スマホアプリなどのコンテンツでもノーコードツールの存在感は大きくなっています。[注3]
弊社でも「スマホの入口」というスマホ向けコンテンツを簡単に制作できるシステムを提供しています。
例えば目を引きやすいオリジナルのQRコードを用意してそこからLPやミニゲームなどのコンテンツにつなげるようにして、リアルとWEBを融合させたユニークなマーケティング戦略を展開できるようにしています。
「スマホの入口」の詳細は関連サービスをご覧ください!
知識ゼロでWEBコンテンツを作るならノーコードを活用すべし
目を引くようなデザインのWEBサイトは企業のブランドイメージを高めてユーザーの興味をひきつける効果的なマーケティングツールです。
このような手の込んだ見た目のWEBサイトも「ノーコードツール」なら初心者でも簡単に制作できます。
CMSならばコンテンツの管理などの負担もおさえられるので、あまりWEB関連に手を割けられないという方にもおすすめです。
今やスマホ向けのアプリまでノーコードで作れる時代、自前のコンテンツでWEBマーケティングやWEBセールスなどをこれから始めたい人におすすめのツールですよ。
・関連資料のリンク
[注1] IT Media「Googleはなぜノーコード開発ツールのAppSheetを買収し、1年半前に正式版になったばかりのApp Makerを終了させるのか?」
[注2] Usage statistics and market share of WordPress – W3Techs
[注3] “65% of application development activity will be low-code by 2024” – Gartner
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