郵送DMがブルーオーシャンになるのか？
2024年10月から、郵便料金の大幅な値上げが行われます。
この値上げによって企業では広告宣伝のための紙のDM離れが加速することが予想されますが、反対に言えば競合がいない状態で紙のDMを送れるチャンスでもあるということです。
しかし、用紙や郵便料金が上がる中で効果のないDMは送りたくないですよね。
そこで、今回は100人の方に紙のDMや郵送クーポンに関する意識調査を行いました。
このブログが、少しでも魅力的なDM作りの手助けになれば幸いです。
アンケート調査の概要
- 調査対象：20代11名、30代27名、40代39名、50代19名、60代5名の男女
- 男女比：女性64名、男性36名
職業比は下図となります。
アンケート結果とそこから見えるDMのニーズ
自宅ポストに届くダイレクトメールに目を通しますか？
「全て見る」と「だいたい見る」と回答した人が6割となりました。
年齢や性別、職業によっての回答の偏りはあまりなく、全世代で4割の方はDMをあまり見ていないという結果になりました。
どの年代に送るDMでも、開封してもらう工夫は重要なようです。
自宅ポストに届くダイレクトメールについているクーポンを使ったことがありますか？
こちらは、「ある」と「ない」がちょうど半々という結果となりました。
ただし、こちらは男女での回答差はなかったものの、20代はほとんどの方がクーポン利用がないと回答しました。
「クーポンを使ったことがある」と答えた方、それはどのようなクーポンですか？（複数回答可）
飲食店が圧倒的に多く、次いでドラッグストアという結果になりました。
日常生活で利用する店舗はクーポンを発行することで集客のメリットが大きいようです。
届いてうれしかったDMはありますか？
この質問は自由記述だったため、印象的な回答を紹介します。
- スーパーやドラッグストア、飲食店など普段利用する店舗のクーポンがもらえるとうれしい
- サンプルや手帳などのおまけ、子供が工作できるおまけなどがついていた
- カタログを見るのが好きなので、カタログがついてくるとついつい読んでしまう
- 衣替えなど季節のイベントや、自分がちょうど検討していた商品など、時期やタイミングに合ったDMが来るとうれしい
- 誕生日にメッセージ付きのDMやクーポンが来るとうれしい
- 手書きのメッセージが添えてあるとうれしくなる
といった声が寄せられました。
特に、普段利用する店舗のクーポンがもらえるとうれしいという声は一番多かったです。
また、誕生日に来るDMがうれしいという声も多くありました。
カタログを見るのが好き。という女性の回答が多かったのも印象的です。
思わず開封した、目を引いたDMはありますか？
こちらも自由記述のため、ピックアップして紹介いたします。
- 無地の封筒に入っていたもの、中身がわからない封筒はあけてしまう。
- おいしそうな写真やカラフルなデザインは目を引いて開けてしまう
- お年玉やお札のかたち、めくる、ひっぱるなどの仕掛けなど凝ったデザイン
- あなたのために届けました、あなただけのキャンペーンなど特別感のあるもの
- 期限が書いていたり、大きな字でわかりやすいデザインになっているもの
20代はお得よりデザイン重視
前述の質問でクーポンを利用しない。と回答していた20代は、おいしそうな写真やカラフルなデザインのDMを思わず開封してしまうと回答しました。
お得感よりも見た目のインパクトに心を動かされる傾向にあるようです。
サンプルの同梱や仕掛けDMは有効
単価が上がってしまうため選択肢からはずされてしまうことも多い仕掛けDMなどは、開封率を上げるために有効な手法のようです。
コストと効果のバランスをみて、効果的に使いたいですね。
工夫を凝らして、効果のでるDMづくりを
今回のアンケート結果は参考になりましたでしょうか？
用紙や郵便料金が上がる中で、ついコストカットに傾いてしまいがちですが、ターゲティングをしっかりと行い、適切なタイミングでターゲットに合わせたDM施策を打つ方が結果的にコストパフォーマンス良い施策となりそうです。
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