「印刷会社ならではの特色を備えたWEBソリューション」
現在、自由に閲覧できるWEBサイトの数は世界全体で5億以上あるといわれています。
そのため、今や単に公式サイトをつくっただけでは集客や宣伝の効果はあまり得られないかもしれません。
だからこそ、その会社ならではのオリジナリティやペルソナを意識した施策などが必要なのです。
今回は印刷会社としてのHP制作サービスを活用する利点を中心に解説していきます。
HP制作サービスについての基礎知識
現在、多くの印刷会社がオウンドメディアとしてのWEBコンテンツの制作を手がけています。
コンテンツの制作や運用で使われているのがWEBサイトを効率よく運営できるCMS(コンテンツ管理システム)、特にWordPressが広く使われています。
WordPressは世界中のWEBサイトの4割で導入されていることから、大規模なユーザーコミュニティーで運用ノウハウを共有できるといったメリットが挙げられます。
ただしWEBサイトと一言でいっても用途ごとに様々な種類があり、クライアントの要望や目的にあわせてコンテンツを提供しないといけません。
主な企業のWEBサイトとして以下のものが挙げられます。
- コーポレートサイト…自社の概要・商品・サービスなどを紹介するWEBサイト
- ECサイト…不特定多数の商品を販売するWEBサイト
- ランディングページ…特定の商品を宣伝して購入を促すWEBサイト
- ブランドサイト…自社ブランドの認知を目的としたWEBサイト
など…
用途にあわせて異なる構造のWEBサイトを用意できれば、ユーザーのあらゆるニーズに答えられる大きなメディアコンテンツを実現できます。
しかし無計画にWEBサイトを立ち上げて下層ページを次々と準備しても、デザインが整っていない分かりづらいWEBサイトが出来上がるかもしれません。
せっかくアクセスがあっても、会社の情報がうまく調べられずにそのまま離脱されてしまうのはもったいないですよね。
WEBサイトの制作を外部に委託すれば、プロの経験則に基づいた「使いやすいWEBサイト」を確実に実現できるのです。
ではHP制作を印刷会社に依頼する利点とは何なのでしょうか。
HP制作を印刷会社に依頼するメリット
印刷会社にHP制作を行ってもらうことで、WEB関連の作業負担の低減だけではない以下のようなメリットがあります。
① ビジュアルアイデンティティをまとめて刷新できる
企業の認知度やブランド力を上げるのに重要な要素がビジュアルアイデンティティです。
これはコーポレートカラーや公式ロゴなど、企業の「らしさ」を視覚的にあらわしたもので、プロスポーツチームやファッションブランドなど多くの企業が導入しています。
ビジュアルアイデンティティには企業のイメージを左右する心理的な効果があり、トライベック・ブランド戦略研究所の調査では5社の有名企業を「会社名のみ」と「会社名+ロゴ」で提示した場合、4社で「後者のほうが好感度が高くなる」ことがわかりました。
印刷会社にはグラフィックデザイナーがいるところが多く、より洗練されたビジュアルコンテンツを用意しやすいといえます。
さらに刷新したビジュアルアイデンティティを紙媒体などのメディアへ速やかにアウトプットできるのも印刷会社ならではの強みといえるでしょう。
② 画像や映像の制作もまとめて依頼できる
印刷会社であれば、カメラマンやイラストレーターといったクリエイティブ系の制作スキルを持つ専門スタッフがいます。
そのためWEBコンテンツと同時にサイト内に掲載する写真や画像の手配も同時に行えるのもメリットです。
また近年ではCG制作に力を入れている印刷会社も多いため、高級感や未来感のある3DCGをWEBサイトの要素として導入するといったこともできます。
例えばECサイトで売る商品の写真を用意する場合、プロのスタッフがより魅力的に見えるようライティングや構図を工夫しながら撮影してくれます。
ほかにも実店舗の紹介動画をページに入れたり、壁紙やアイコンなどを高級感のあるもので統一させたりなど、コンセプトやペルソナの好みなどにそったデザインでWEBコンテンツを制作してくれますよ。
③ クロスメディアの良さを活かしたマーケティングができる
クロスメディアとは、パンフレットやWEBサイトなどさまざまなメディアを連携させて集客を狙うマーケティングの手法です。
テレビや雑誌など主な視聴者層の異なるメディアをまたいだ施策により、今までアプローチができなかった新たなターゲットの方に向けてプロモーションをかけたり、リアルな媒体を見て興味を持った人にQRコードなどを読み込ませてWEBコンテンツに誘導させたり様々なことができるようになります。
印刷会社ならではの高い画質のDMやポスターがリードとの最初の接点となれば、より会社や商品に高いブランドイメージを感じてもらえる状態でWEBコンテンツに誘導できるかもしれません。
WEBサイトよりも幅広い層のリード顧客を呼び込めるという点で、印刷会社のHP制作はクロスメディアならではの集客効果も望めますよ。
「HP制作サービス」で実現できるこんなこと
「会社のWEBサイトを新しくリニューアルしたい」
WEB技術の進歩は日進月歩、昔立ち上げたWEBサイトをずっと更新しないでいるとユーザーも古臭さを感じてしまうかもしれません。
しかし華やかにリニューアルしようと思っても、WEBデザインやコーディングに詳しい人材がいなくてなかなかできない…。
そんなときWEBサイトの制作を依頼すれば、作業の手間を大きく省いて自社のコンテンツをよりスタイリッシュなものにリニューアルできます。
「頻繁に更新するので自社内でも運用できるコンテンツがほしい」
HP制作でもWordPressはノーコードで操作できるため、WEBにくわしくない方でも比較的扱いやすいです。
そのためWEBコンテンツを公開した後は自分たちで管理したいという場合も、スムーズに作業内容を引き継いで運用しやすいといえます。
急いでサイトの内容を修正しないといけないときや、頻繁に内容を更新する記事があるときにも速やかに対応できるのは強いメリットですね。
「スマホアプリと連動したコンテンツを整備したい」
WEB制作ソリューションの一環として、スマホアプリの立ち上げを行っているところもあります。
WEBサイトとは別にスマホアプリをつくることで、それぞれの機能を連携させてユーザー満足度の向上をはかるといったことも可能です。
BtoC向けに店舗の案内、予約手配、お知らせ情報の配信などの機能を実装すればアプリの使用を通じてリピート利用を促せるかもしれませんね。
「自社で独自のECサイトを構築したい」
WordPressの拡張機能、Welcartを利用してお客様のWEBサイトに独自のECサイト機能を実装させることもできます。
より商品の魅力が画面を通じて伝わるよう、商品の写真や説明文もプロのスタッフが準備してくれます。
「HP制作サービス」のサービス導入例
① 公益財団法人日本棋院様のマイクロサイト
囲碁を若い世代にも親しんでもらうよう、ペルソナ設定や市場調査を行った上でコンテンツ制作に携わりました。
マイクロサイト「イゴセカ!囲碁がわかると広がる世界」は囲碁を知ったことで生まれる楽しみが伝わるよう、歴史や旅行などを通じて囲碁に触れ合える内容がまとめられています。
② マニュライフ生命保険株式会社様の商品紹介コンテンツ
内容が複雑で説明しづらい保険商品について、より分かりやすく伝わるよう動画などのデジタルコンテンツを制作いたしました。
ただ従来の紙の資料をPDFにするのではなく、情報の伝わりやすさを科学的に分析する「DC9ヒューリスティック評価」に基づいてお客様が分かりやすいような情報デザインを採用しています。
HP制作を印刷会社に頼むことにはいろんなメリットがある
会社のWEBサイトをどこかの業者に依頼したいというとき、印刷会社を選択肢の一つにいれておいてみるのもよいでしょう。
プロのカメラマンやデザイナーがWEBサイト用の高品質な素材を用意してくれたり、紙媒体とWEBコンテンツのクロスメディアに特化したソリューションをお客様と一丸になってつくったりと色々なメリットがあるためです。
特にWordPressを使ったサイト制作ならお客様自身で運用するハードルも低く、WEBプロモーションに役立つコンテンツができるかもしれませんよ。
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業務変革を目的としたWEBサイト制作 お客様の業務の課題や目的をしっかり聞き出しながら、どのようなWEBコンテンツにしていきたいか一緒に考えることで、より大きな成果が見込めるWEBコンテンツを実現します。 | |