事例の概要
導入前の課題 | ・日本全国にいらっしゃるイベント主催者様に対して、HP・パンフレットの情報だけではスペース全体や各種設備の様子が伝わらない ・JNTO(日本政府観光局)が定める認定外国人観光案内所の「カテゴリー3」の認定を受けた観光案内所として、新しい観光PRの仕方も模索していた |
導入後の効果 | ・「Virtual Tokyo City i」を公開することで、遠隔地からのリアルな内覧が可能となった ・利用検討者への商談後のフォローアップコンテンツとしても利用することができた |
Q 東京シティアイ(運営:株式会社JTBコミュニケーションデザイン)について
株式会社JTBコミュニケーションデザイン(以降、当社) は1988年の設立以来、「想像を超えた、創造を。」を企業スローガンに企業・地域・社会に対して10の事業領域でコミュニケーションデザイン事業を展開しています。 エリアマネジメント部では地域に正対する事業にかかわるプロフェッショナルとして、あらゆる交流の場においてベストなパートナーとして、お客様の想いの先まで実現します。私たちの活動ミッションは「日本に賑わい、人と地域に豊かさを」であり、3つのアプローチ(交流推進事業、交流促進事業、交流拠点事業)から持続可能な地域の賑わいをプロデュースすることを目指しています。 その中でも東京シティアイは東京駅地下道より直結の商業施設「KITTE」の地下1階に観光案内所として設置され、2013年の開設当初から当社で運営マネジメントを受託し、観光案内から旅行手配までのワンストップサービスを提供しています。さらに隣接するイベントスペースの企画・管理・運営およびカフェの管理も展開しています。 特にイベントスペースでは「観光・旅」「日本の魅力」「地域振興」「スポーツ・文化振興」などをテーマに日本全国だけでなく海外の魅力発信も含め、年間160日程のイベントを運営実施、1日平均約3,000人、イベント開催時には1日最大5,000人以上が来訪する総合観光情報センターです。 |
Q 抱えていた課題
イベントスペースをご利用いただく主催者様は日本全国にいらっしゃるため、出張や展示会などのイベントと合わせてでもない限り直接お会いする機会が少ないです。媒体資料としてパンフレットもございますが、やはりデジタルで何か施策をとらないといけないと思っておりました。 しかし当時の東京シティアイのHPにはこれといった仕掛けのような動きがなく、イベントスペース全体や各種設備の様子が伝わらないのが大きな課題でした。 また、東京駅丸の内南口に直結という日本屈指の好立地に位置し、JNTO(日本政府観光局)が定める認定外国人観光案内所の「カテゴリー3」の認定を受けた観光案内所として新しい観光PRの仕方も模索しているところでした。 |

東京シティアイ(KITTE地下一階)

東京シティアイ 営業開発課
小林 美穂様

東京シティアイ 所長 増田 俊夫様

株式会社JTBコミュニケーションデザイン エリアマネジメント部 東日本交流拠点事業局営業一課 マネージャー (前 東京シティアイ所長)田中 慶一様
Q VR360導入のきっかけ
2024年2月に開催された「Connect!ちよだ交流会」にてインバウンド課題を抱える企業向けのソリューションの一つとして、東洋美術印刷さんが実写型VRを紹介されているのを拝見しました。非常にインパクトのあるプレゼンテーションでした。元々コロナ禍を経てそのようなサービスを見る機会も増えていたので、観光PR方法としてもイベントの一過性を補完する方法としても新たな魅力を感じました。交流会直後真っ先にご挨拶しお話する中で、貴社から観光面での活用も期待出来るとコメントを伺ったことが導入への後押しとなりました。 |

Q 「Virtual Tokyo City i」の成果と効果
日本全国にいらっしゃる主催者様に対し遠隔でもリアルな内覧ができるツールとして「Virtual Tokyo City i」が2024年11月に完成しました。東京シティアイのHPでも公開し始めたばかりになりますので、実際の成果や効果についてはこれからかと思います。 利用を検討いただいている方とのオンライン商談時にはVRをご案内し、フォローメールでもお送りしています。VR内には他団体様での実際のイベント時の写真なども載せていますので、じっくりと中身を見ていただき、具体的なイメージをもっていただくためのツールとして活用しています。当施設と他社様の施設を比較検討されるケースが多いので、そこで最後の一押しになるのではないかと。より主催者様の気持ちに寄り添ったアピールができているのではないかと思っています。 |
Q 今後の展望とパートナーに期待すること
まずは今回作成いただいたVRを今後どう活用していくかを考えていきたいです。 VR上での滞留時間やどの場所をよく見ていたか等データとしていただけるとのことでしたので、デジタルで仕掛けた施策が果たしてどのように活用されイベント受注や顧客獲得へ繋がったのか確認したいと思います。 またイベント主催者様以外でもこのVRをご覧になった方が「東京シティアイに行ってみようか」と思ってもらえたら…ゆくゆくはイベント開催の世界観が拡がることだけでなく見ているだけでも楽しめるHPを目指し、コンテンツの充実をどう図っていくかを目標にしたいと思っています。 博物館や美術館での企画展開催、歴史的建造物や観光名所などの「観光地」でのVRの導入はここ最近増えてきていると思いますが、当社が運営している施設(観光案内施設や交流拠点)から情報発信するケースとして旅マエのワクワク感の醸成や日本・海外の魅力、地域コンテンツの素晴らしさをより直感的にわかりやすく発信していけるのか、未来の情報発信手法について貴社と一緒に今後も模索していければと思います。 |

(左から)
東京シティアイ 所長 増田 俊夫様
東京シティアイ 営業開発課 小林 美穂様
株式会社JTBコミュニケーションデザイン エリアマネジメント部 東日本交流拠点事業局 営業一課 マネージャー 田中 慶一様 (前 東京シティアイ所長)
東洋美術印刷株式会社 泉 直樹
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