印刷物の制作や発注に携わっていると、耳慣れない印刷用語に出くわすことはありませんか?
「印刷のことは全て印刷会社に任せたい!」という方もいらっしゃると思いますが、印刷の基礎知識を知ることで業務効率の改善につながるかもしれません。
今回は、知っていると業務に役立つかもしれないヒントがたくさん!
印刷の種類について紹介していきます。
印刷分野…種類が変わればできあがるものも異なる
印刷と一口に言っても、様々な分野に分かれ、成果物も多岐に渡ります。
当ブログをご覧になっている方が携わっているのは、商業印刷分野が多いのではないでしょうか?
- 出版印刷…新聞、雑誌、一般書籍など
- 商業印刷…宣伝用印刷、業務用印刷など
- 包装印刷、その他特殊印刷…包装資材、特殊印刷物
- 事務用印刷…事務用品、ビジネスフォーム
- 証券印刷、その他…各種証券類、カード類
印刷方式…どんな素材を使うかにより分かれる
実際に印刷物を作成するにあたり、どのように印刷されているのか知っていましたか?
もしかしたらご家庭でお使いのプリンターの原理を想像する方もいるかもしれませんが、印刷の方式には様々な種類があります。
現在は「オフセット印刷」「デジタル印刷」「グラビア印刷」が主流ですが、そのほかにも活版印刷、スクリーン印刷等、印刷する媒体や部数に応じて様々な印刷方式が採用されています。
- オフセット印刷…多くの紙媒体
- デジタル印刷…多くの紙媒体
- グラビア印刷…食品パッケージ、写真グラビア等
- フレキソ印刷…段ボール等
- スクリーン印刷…衣料等
- フォーム印刷…ビジネスフォーム等
- シール印刷…シール
- 活版印刷…挨拶状等
3つの印刷方式のそれぞれの特徴
オフセット印刷 | 現在の主流となる印刷方式。 短時間で大量に鮮明な印刷物を作ることが出来る。 大部数のチラシや冊子、書籍等。 |
デジタル印刷 | 印刷に版を必要としないため、小ロット、短納期を実現できる。 また、宛名等パーソナライズされた印刷物も作成することが出来る。 DMやポスター、名刺、少部数のフライヤー等。 |
グラビア印刷 | 凹版印刷の一種で、微細な濃淡の表現性が高く、臭気が少ない。 高精細が求められる写真印刷や、食品パッケージ等。 |
その他、印刷するメディアにより、厚紙や段ボールにはフレキソ印刷、布にはスクリーン印刷など様々な印刷方式が採用されます。
商業印刷に携わっている方ならオフセット印刷、部数が少ない場合や1枚1枚違う内容で印刷したい場合にはデジタル印刷を採用することが多いのではないでしょうか?
印刷の種類は「分野」と「方式」で細分化される
今回は、印刷分野と印刷方式についてご紹介しました。ひとくちに印刷と言っても、分野も方式も多岐に渡ります。
印刷するメディアは何か?どのくらいの量を作るのか?その時その時の都合で最適解は変わってきます。なかなか奥が深いですね!
次回は、「オフセット印刷ってどんな仕組みで出来ているの?」ということを説明したいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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