こんにちは!はじめまして。デザイナーのゲハンヌです。
デザインをいざ設計するぞというときによく起こる問題として、「なんだか思っていたのと違う仕上がりになったな…」と感じることがありますよね。
もちろん制作過程や作り手・受け手双方の好みなどもあるので、一概に「これが原因です!解決!即解決!」という風には断言できないのですが、少しのすれ違いを防ぐことによって、仕上がりのイメージギャップを減らすことができるかもしれません。
そんな事例を日常会話の中から一つ、紹介いたします。
先輩!午前焦っていた作業無事に完了しました!
無事に終わってよかった!もうすぐ昼休みだしランチ行こうよ。
どこか行きたいところある?
嬉しい~!ちょっとリッチなランチどうですか?
頑張ったから今日はお寿司の気分なんです!
いいね~今日は奮発しちゃおうよ!
そしたらこの道まっすぐ行ったところだね!
あれ…?道違いませんか?
え???(お寿司の気分じゃないの…?)
私が行きたいのは、次の交差点にある回転寿司のお店ですよ、先輩!
そこか!回らないお寿司の方に向かってた、ごめん!
(先に言ってほしかったけど、私も思い込んでたな)
失礼しました!でも先輩オススメなら美味しいお店間違いなしですね。
私光り物は苦手なんですけど、サーモンは大好きだからいっぱい食べたい気分!
ランチ限定の光り物セットが評判のお店なんだよね
ごめん…今回は回転寿司にしよっか!(気まずい)
(気まずい)(気まずい)(気まずい)(気まずい)
きょ、今日お弁当持ってきたの忘れてました!また今度!
ランチタイムのちょっとした切ないワンシーンですが、目に見えない細かなすれ違いの繰り返しで依頼側と制作側、お互いの気持ちが消耗してしまう…。こんなことありませんか。
「お寿司」という大きな括りの中でも、「光り物」「赤身」「白身」など細かい分類がありますし、場所も「回らない寿司屋」「回転寿司」などに分けられますよね。
デザインにもある「人それぞれの好みの違い」
人によってはその寿司ネタがNGといったことがあるように、デザインにも「ちょっとこの系統は違うかも」「かわいすぎるのは好ましくない」といったイメージがあると思います。
塩梅加減になるところですが、人それぞれ違うとらえ方や各々のくくりなどがあるため「デザインを考えよう!」という場合には「かっこいい=これで間違いない」「きれい=この系統」と安易に決めつけず、事前のヒアリングやイメージの共有といった作業がとても大切になります。
その際には
- どのような状態で使用するか(どのお店で食べるか)
- 何を求められているか(どのネタを食べたいか、また嫌いなネタはあるか)
といったことを事前に双方で確認しておかないと、「思っていたのと違う」といったすれ違いが起こりやすくなってしまいます。
リモートワークが当たり前にもなってきた今の時代でも、事前の打ち合わせは大切にしていきたい大事なステップ。
若干のこじつけ感もありますが「お寿司」とデザインって、実はとっても密接な関係にあるのかもしれませんね。
ゲハンヌは冬にしか見かけないあん肝軍艦巻きが大好物なので、あん肝軍艦巻きのような貴重でレアなデザイナーになれるよう、これからも頑張ります!
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