受け取る方の「心に残る・魅せる」箱を創りたい。
以前より当社にキャラクターグッズやイベント特典のご依頼をいただいていた、モバイルゲーム配信のKLab株式会社様より、スマートフォン向け対戦型サッカーシミュレーションゲーム『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』の世界大会入賞記念ユニフォーム用のBOX制作のご依頼をいただきました。 [注1]
当社にて印刷制作を担当しました、大会記念品制作時の箔やホログラムなどの特殊加工実績を念頭にてのお声がけでした。
印象・記憶に残る特別な仕様へ
ゲーム世界大会は世界中の選抜プレイヤーがオンラインで集結して行われる記念すべき大会。
参加するプレイヤーにとっても特別な思い入れをもって参加されます。
ご担当者のイメージは、「オンライン環境が主流となり、リアルコミュニケーションが少なくなりがちなユーザーとの接点を大事にしたい、そしてそのプレイヤー達に『記念・特別・想い』をもって末長く展示・保管してもらえるユニフォームBOXでそれが実現できないか」とのオーダーでした。
まずは、仕様決定の足がかりとして詳しくヒアリングを実施しました。
お客様の事業形態に合わせ、オンラインミーティングでの打ち合わせの中でも、サンプル提示などを細かく重ね進行を行いました。
梱包用の箱としてつくるのではなく、箱そのものも記念品として飾り映えのあるものにという、こだわりを強く出すという方向性がずっとあり、それを実現するための仕様を提案いたしました。
小ロットバリアブル印刷×美術印刷
仕様の方向性が固まれば、どのように実現していくかです。
個別原画や順位の表示は当社の小ロットデジタル印刷のパーソナライズ印刷の手法で、高級イメージのBOX加工装飾は美術印刷実施時の箔加工と紙器加工のノウハウを導入。
さらに、海外発送時や長期展示でBOXに傷がつきにくい「Jスクラッチ加工」という表面加工をおこないました。
この一見ユーザーにはわかりにくい部分にもこだわり、プレイヤーとの接点をより大事に演出しました。
確かな仕様、確かなサンプル、安心できてカッコいい仕上がり
仕様や制作方法、資材も固まり、世界大会の期日と原作者の事前直筆サインを考慮したスケジュールで制作を進行していき、無事に全数が納められました。
世界大会終了後にKLabご担当者様にヒアリングしたところ、「他社の人にもこれはカッコいいですね、と言っていただけた。サンプルで確認できたので安心して作成が進められた」との感想をいただけました。
制作サイドとしては嬉しい限りです。
小ロットバリアブル印刷や美術印刷加工など、当社の保有する技術と経験値をフルに導入したことで実現できた、ちょっとレアな実例でした。
美術印刷は図録や写真集や複製画制作だけではありません、このように「記念に残る、特別な」記念品にも経験や技術が活きてきます。
既成のノベルティから一歩進んで「オリジナルを創る」場合にもお気軽にご相談ください。
・関連資料のリンク
・KLab株式会社様
・『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』
©高橋陽一/集英社
©高橋陽一/集英社・テレビ東京・エノキフィルム
原作「キャプテン翼」高橋陽一(集英社文庫コミック版)
©KLabGames
・関連サービス:美術印刷「美巧彩」
・関連サービス:バリアブル印刷