チラシやパンフレット、パワーポイントなどの資料で、目立たせたかったり強調したかったりという理由で赤文字を使ったり、そのような指示が入ることはよくあると思います。
でもちょっと待ってください。
赤文字にしたら何か紙面が急にダサくなったと感じたことはありませんか?
暖色をメインカラーに使っていたら赤は目立たない
女性向けや赤ちゃん向けや食品関係の商品・サービスのチラシなどは、ピンクや赤色が使われていることが多いでしょう。コーポレートカラーがオレンジだったりする場合もあると思います。
当たり前のことですが、赤やオレンジなどの暖色を多用すれば、せっかく赤文字を入れても埋もれてしまって目立たなくなります。
赤文字を使うことで全体の印象が崩れてしまうことも
青色や緑色の寒色系はビジネスでよく使われるため、そのような色のデザインでは確かに赤文字は目立ちます。
しかしせっかく青色や緑色でさわやかなイメージに仕上がったのに、赤文字を入れることでせっかくのイメージが崩れてしまうリスクもあります。
強調できれば赤文字でなくてもいい
では、なぜ赤文字にしたいと思ったのでしょうか。強調したいか目立たせたいからだと思うのですが、目立たせることができれば、必ず赤文字にしくてもいいはずです。
紙面全体の色バランスを見て色を決めたあと、文字を大きく太めにすれば全体のバランスを損なわずに文字を強調させることができるでしょう。
バランスのとれた配色設計をするのが大事
紙面設計をする際には、まず使う色を3色ほどに決めてしまうのが有効です。
よく使われるのが「3色の配色パターン」で、基本がベースのカラーが70%、メインカラーが25%、アクセントカラーが5%の割合で構成すると良いといわれています。
これを守れば誰でも「こなれデザイナー」になれますよ!
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