何十年も続く会社は実は貴重!?周年記念誌を作りませんか

何十年も続く会社は実は貴重!?周年記念誌を作りませんかプロモーション

皆さん、こんにちは。夏の暑さにめいっているライターのようちゃんです。

ようちゃん
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突然ですが、創業から2世紀以上経つ老舗の会社が一番多い国ってどこだと思いますか?

韓国銀行が2008年に発表した調査報告書によると、当時の時点で創立200年を超す企業は世界中に5,586社あり、そのうち過半数を超える3,146社が日本にあるそうです。

実は日本には老舗企業がめちゃくちゃあるというのは知らなかった人も多いのではないでしょうか。

さらに現存する世界最古の企業も、578年に創設された「金剛組」でまたしても日本の企業です。[注1]

しかし企業は10年以上存続させるのがかなり難しいといわれているため、世の中的には10年以上続けば立派な「老舗」なのかもしれませんね。

10年続いたり、50年続いたり、そんな節目の年に作っておきたいのが「周年記念誌」。

会社のみならず多くの学校や施設、チームなどが出しているので図書館などで目にしたことのある人も多いのではないでしょうか。

でもいざ作るとなれば、何を掲載したらいいか分からない…。

そんな方のために、今回は周年記念誌がどのような内容のもので、どのように制作していくか説明します。

周年記念誌をつくる目的は「会社や団体のアピール」

そもそも周年記念誌は節目の年に、それまでの歩みや今後の展望などを内外に広くアピールするために制作されます。

特に100周年を迎えた老舗の場合、創業の古さをPRする自社のブランディングに周年記念誌をつなげられます。

周年記念誌に似たようなものとして「社史」がありますが、こちらはあくまで会社の創立以降の歴史を単純に記録したもの。

周年記念誌は社史の内容も盛り込みつつ、将来どんな会社を目指しているか、どんな社員が活躍しているのか、どんなことが表彰されたのか、あらゆる方面で会社の強みを社内外に共有できるので、社内外によりいっそう会社への愛着を持たせられる効果も期待できます。

また社史と違って、学校や博物館、市町村など様々な組織・団体が出している点も周年記念誌の大きな特徴です。

 

周年記念誌の掲載内容は基本「自由」

どの会社の周年記念誌にも、社長や役員からのあいさつと創立からの沿革の2点が掲載されています。

ただそれ以外の掲載内容は、出している会社や団体の種類によってバラエティーに富んでいます。

大手メーカー、日本語学校、町役場が出した周年記念誌の構成を見てみましょう。

大手メーカー
  • 社長のあいさつ
  • 企業理念
  • 将来のビジョン
  • 自社の製品やシステムの紹介
  • 海外プロジェクトの紹介
  • 環境への取り組み
  • 会社の沿革
  • あとがき
日本語学校
  • 校長や理事長のあいさつ
  • 生徒へのメッセージ
  • 学校の沿革
  • 生徒の在籍状況の変遷
  • 各種イベントの写真
  • 校舎の紹介
  • あとがき
町役場
  • 町長のあいさつ
  • 町の沿革
  • 町の魅力
  • 町の重点政策について
  • 観光案内
  • イベント案内
  • 町制1年目との各種データ比較
  • あとがき

会社なら現在どんな分野に強いのか、学校なら生徒とどんな思い出を作ったのか、自治体ならどれだけ住みやすいかまとめることで、よりその会社や団体の長所が伝わってきますね。

 

カジュアルな周年記念誌なら目を引きやすい

ある証券会社で発行された周年記念誌は、社員の思い描いた会社の将来図をイラストで紹介したり、事業内容をマンガでわかりやすく解説したりと、かなりとっつきやすくカジュアルな内容に仕上がっています。

このような読みやすい内容の周年記念誌はまだあまり実例は少ないですが、社員の興味や関心を惹きやすいことは間違いないので、周年記念誌を制作するうえでヒントになるかもしれません。

では会社や団体はどのタイミングで周年記念誌を出すことが多いのでしょうか。

何となく「50周年」や「100周年」で出したものが多いようなイメージがあります。

国立国会図書館に蔵書されている周年記念誌9,993件を、何周年の時に出したものか分類してみました。 [注2]

 

一番多かったのは50周年に出したもので、その数は2,059件。

以下、30周年に出したものが1,265件、20周年に出したものが1,094件、10周年に出したものが1,028件と続きます。

周年記念誌は通常、10年以上経った会社がきりのいい10の倍数の年に出すことが多いようです。

 

しかし、中には1周年や3周年などのタイミングで出している会社や団体もあり、創立間もない会社が出すのも特におかしいことではありません。

 

「周年記念誌」を制作するときのフロー

最後に周年記念誌がどのようなフローで制作されるか、弊社で請け負っているサービスの例から紹介していきます。

周年記念誌の制作フロー

  1. 周年記念誌制作の目的や発表期日を設定する
  2. スタッフの役割を決める
  3. 会社や団体の年表をまとめる
  4. 記念誌の内容・構成を考案する
  5. 掲載できそうな各種データや素材を収集する
  6. 原稿執筆を関係者に依頼する
  7. 取材内容をもとに記念誌の内容を執筆する
  8. レイアウトやデザインをまとめる
  9. ミスや誤字脱字などを校正する

周年記念誌の場合、会社や団体の何十年もの情報を調べておかないといけないので、かなり工数がかかってしまいます。

さらに文章を書いたりレイアウトを考えたりするのはそれなりのスキルが必要なので、初めて周年記念誌を作る場合、通常の業務にあわせて制作作業をこなすには結構な負担になるかもしれません。

 

周年記念史は「会社のこれまでとこれからを映す鏡」

周年記念誌は社史とは違い単純な組織の歴史だけでなく、現在何をやっているか・将来何をやりたいかということも掲載することで、社内外の人に企業の強みをアピールしてより愛着を持ってもらう狙いがあります。

会社や団体によって掲載する内容も変わっていますが、社長のあいさつとこれまでの沿革はどの周年記念誌でも掲載されています。

出すタイミングは50周年や30周年などが多いものの、1周年など短めのタイミングで出すケースもあります。

これまでの会社の歴史をあらゆるところから引っ張ってくるため、周年記念誌の制作過程はどうしても複雑になりがちです。

そのため、通常の仕事の合間に制作業務を行うのはかなり労力の負担が高いため、周年記念誌の制作を承っている印刷会社の手助けを借りるのも一つの手です。

取材や撮影、文章、デザイン設計など周年記念誌の制作をあらゆる面でサポートできますよ。

 

・関連資料のリンク

[注1] 聯合ニュース:日本に長寿企業が多いわけは?韓国銀行が分析
[注2] 国立国会図書館:「周年記念誌」の検索結果

 

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