中小の印刷会社がマルケトを導入して1年経ったので振り返ってみる
コロナウイルスの流行もあり「WEB上でのリードジェネレーションに力を入れて行こう!」とマルケトを導入してから早1年。
弊社ではマーケティングオートメーションの経験者が誰もいないところから、日々四苦八苦しながらもなんとか現在までマルケト運用を行ってきました。
マルケトの実務担当1名の中小印刷会社が、1年間マルケトを導入してみて今どうなっているのか、赤裸々に書いていきたいと思います!
前回の「マルケト奮闘記」を見たい方はこちらをクリックしてください。
マルケトを導入して得られた3つのメリット
現在、マルケトではニュースレターの配信、ウェビナーの運営、ナーチャリングプログラムの活用、会社サイトとの連携が出来るまでに成長しました。
そんな中でマルケトの導入前後で、どのような変化があったのか振り返ってみようと思います。
メリット1:リードの動きが可視化できるようになった
マルケト導入前のマーケティング活動は、リードが目に見えるアクションを起こすまでとにかく待ちの姿勢。
営業部へのリード受け渡しのルールも定まっていなかったので、都度マーケティング部の肌感覚で行うことも多かったです。
しかし、マルケトを導入してからはWEB訪問やウェビナー出席などのアクションをスコアリングすることで、営業部への引き渡しルールもある程度自動化できるようになりました。
「コールド~ホット~IS対応~営業送客」という流れが自動化・可視化されることで、今どんな状況なのか、何をやっていかなければいけないのか瞬時に理解できるるようになったと思います。
メリット2:自動化により無駄な作業が減った
マルケトでは、とにかくルールさえ決めてしまえば自動化できることが多い!
そのため、今までメール配信やリード管理に割いていた無駄な時間が大幅にカットできて、その分の時間をコンテンツの作成や施策の立案に使えるようになりました。
私自身もマルケトを触っていく中で自動化・ルール化のマインドが定着していき、マルケト外でもGoogle Apps Script(GAS)を勉強してマルケトから自動的にスプレッドシートでリストを作成したりできるようになったのが、思わぬ副産物でした。
メリット3:休眠顧客へのマーケティングができた
今まで見て見ぬふりをしてきた、休眠顧客。営業部員がそれぞれ管理して、個人の資産となっていた休眠顧客の名刺情報を、せっかくマルケトを入れたんだからと全てデータ化して、マルケトへ取り込みました。
何かきっかけがないと踏み込めなかった顧客の領域にも、「マルケトを導入したから…」と一歩踏み出せるきっかけが生まれました。メール配信を行ってみると、再度ご縁が繋がっていくことも。
ブラックボックスになっていた自社の本当のリード数にも向き合うことができたので、今後のマーケティング活動の指針にもなりました。
マルケトを運用し始めて2年目以降の課題
今後はPDCAをまわしていくこととリードジェネレーションが課題
現在マルケトでできることが見えていて、それを実行するためにはどんな設定をすればいいのか分かってきた状態です。そして今後、マルケトを使うにあたって2つ課題点が出てきたように感じました。
1つ目は、積極的にPDCAをまわしていくこと。
マルケトは個々の施策のアナリティクスも取りやすく、PDCAをまわすのにも向いているツールのはず。効果分析は一朝一夕にはいかない部分ですが、頑張っていきたい部分です。
そして2つ目の課題はリードジェネレーション。
やはり安定的にリードナーチャリングしていくためには、リードジェネレーションは不可欠。弊社もやっと会社サイトをリニューアルし、本格的にマルケトへつなぎこみを始めるところです。
現在のリードジェネレーションの施策はウェビナーに集中していますが、今後は有益な資料の提供も活発に行っていければと思っています。
マルケトのおかげでマーケティングの幅が広がった
最初は難しそうで自分がマルケトを活用しているイメージが全く浮かびませんでしたが、1年間触り倒して、今ではやりたいことをマルケト上で実現させられるようになりました。
まだまだ不慣れで失敗するなどうまくいかないこともありますが、今後もマルケトを120%活用していければと思っています。