塾のプロモーションをする際に折込チラシを用いるケースがあります。
ですが、塾のプロモーションには折込チラシ以外にも適した方法があります。
今回は折込チラシによる塾のプロモーションの効果と、折込チラシ以外のプロモーション方法について紹介します。
折込チラシによる塾プロモーションは効果的?
塾のプロモーションを実施する際、折込チラシを用いることがメインでした。
ですが、新聞購読者数が減少にともない、子育ての中心世代である30代の世帯主にアプローチする手段としては有効なものではなくなってしまいました。
とはいえ、折込チラシはエリアマーケティングにおいて効果的なツールです。
そのため、他のプロモーション手段とあわせて行いましょう。
折込チラシを含む塾のプロモーションは、ポイントを押さえておかないと満足いく効果が期待できない場合があります。
プロモーションのポイント:ターゲットを明確にする
塾のプロモーションをするためには、ターゲットを明確にしましょう。
塾のプロモーションの対象となるのは、子どもだけではありません。
子どもを塾に通わせようかと検討している保護者もターゲットです。
そのため、保護者が塾に求めているものを想定したうえで塾の魅力とを重ね合わせてプロモーションするようにしましょう。
プロモーションのポイント:特典を明確にしておく
塾に限らずプロモーションをする場合は、特典(オファー)を明確にしておくことが大切です。
塾であれば「〇〇日までの申し込みで入会料無料」、「無料体験実施中」といった特典が挙げられます。
特典がはっきりしていることで、チラシやDMなどを受け取った人は行動を取りやすくなるでしょう。
プロモーションのポイント:口コミや体験談などを記載する
塾を利用した保護者や生徒の口コミや体験談を折込チラシやDMなどに記載してみましょう。
実際に塾を利用した人のコメントがあることで、チラシの内容についての信用性も高まります。
折込チラシに代わる塾プロモーション
折込チラシに代わる塾プロモーションとしてポスティングやDM、ブログ、SNSなどが挙げられます。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、自身の塾にあっているものを選ぶようにしましょう。
ポスティングは多くの家にチラシを届けられる
新たに教室を開設する場合に用いられることが多いのがポスティングによるチラシ投函です。
ポスティングであれば新聞購読者だけが目にする折込チラシと異なり、多くの家にチラシを届けられます。
一方、タワーマンションをはじめポスティングを禁止している世帯が多くあるので注意が必要です。
DMはメルマガよりも開封率が高い反面コストがかかる
一般社団法人ダイレクトメール協会による「DMメディア実態調査2020」によれば、DMとメルマガで目を通した割合を比較したところ、DMは62.6%の人が開封したのに対して、メルマガの開封率は42.3%に留まっています。[注1]
このようにDMであれば半分以上の人の目に通る可能性があります。
一方、DMはデザイン性にも富んでいるため、デザインを凝ったものにするとコストが高くなる恐れがあります。
ブログは低コストで取り組める一方効果が出るまでに時間がかかる
ブログを用いたプロモーションは、自分の塾の存在を知っている見込み層だけでなく、存在を知らない潜在層にもアプローチ可能です。
ブログの場合、ユーザーは検索エンジンから塾のブログに辿り着きます。
ブログ上でユーザーの悩みを解消できれば入塾につながるでしょう。
ブログによるプロモーションは、ドメインやレンタルサーバーとの契約費用が発生しますが、これらは比較的安価に抑えられます。
ですが、ブログによるプロモーションで効果が出るまでに時間がかかってしまいます。
ブログを公開してもすぐに上位に表示されるわけではありません。
ブログで集客をするのであれば長期間、継続的に取り組むようにしましょう。
SNSはスピーディ・低コストで運営できるが投稿内容には精査が必要
総務省「情報通信白書令和4年版」によればSNSの利用者は全体で78.7%となっています。
SNSの利用者は学生にあたる13歳~19歳であれば90.7%、その親世代である40歳~49歳でも87.3%となっています。[注2]
このことからSNSを用いた塾のプロモーションは、ターゲットの目に届きやすいといえるでしょう。
また、SNSであればスピーディに情報を伝達できるうえ、低コストで運営可能です。
ただし、投稿する内容によっては炎上につながってしまう場合があります。
企業として投稿する以上は投稿担当者を限定するといった規定を設けたうえで、内容を精査して投稿をするようにしましょう。
塾のプロモーションはさまざまな手法を組み合わせて行う
塾のプロモーションをする方法として、これまでは折込チラシが用いられていました。
ですが、折込チラシはポイントを押さえておかないと効果が期待できない場合があります。
そのため、費用を抑えたうえでプロモーションが可能なブログやSNS、開封率の高いDMなどを活用してプロモーションを進めていきましょう。
・関連資料のリンク
[注1] トッパン・フォームズ株式会社│DM に関する生活者調査 (2020年度)
[注2] 総務省│令和4年版 情報通信白書
・関連資料のダウンロード
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