Googleのアクセス分析、GA4でどう変わる!?

Googleのアクセス分析、GA4でどう変わる!?プロモーション

WEBサイトにより多く人を呼び寄せるには、専門的なツールでアクセス分析をするのが効果的です。

この記事をご覧になっている方の中にも「Googleアナリティクス」などのアクセス分析ツールを普段から使っている方は多いかと思います。

そんなGoogleアナリティクスですが、今年Googleアナリティクスが「GA4」に移行するという話題をご存じですか。

詳しく知らないと、いきなりGA4に変わったときにどうすればいいか分からなくなる可能性も…。

そこで今回はGoogleアナリティクスの基礎をおさらいしながらGA4について説明いたします!

GA4って何?そもそもGoogleアナリティクスとは?

Googleアナリティクス(以下「GA」)はGoogleが無償で提供しているWEBサイトのアクセスデータを分析するためのツールです。

GAではWEBサイトごとに「プロパティ」と呼ばれる、アクセスデータを集めて保管する場所が作られます。

プロパティの種類として現在一般的に広く使われている「ユニバーサルアナリティクス(以下「UA」)」と2020年に新たにリリースされた「Googleアナリティクス4(以下「GA4」)」があります。

このUAプロパティを用いるサービスが2023年内で終了するため、今年GA4に移行しないといけないと言われているわけです。

UAからGA4にプロパティが移行する背景には、時代によるネット環境の変化があります。

UAがリリースされた頃は家や職場から一つのPCでネットに接続していましたが、2020年になるとPCだけでなくスマホなど複数のデバイスの使い分けが当たり前となりました。

そこで複数のデバイスからのアクセス情報を正確に集計するためGA4が生まれたのです。

 

何が違う?「UA」と「GA4」

アクセスデータの計測方法が変わる

UAとGA4ではアクセスデータを集めて計測する方法が変わっています。

UAではユーザーがアクセスした回数を表す「セッション」を基にしてデータを計測していました。

これに対してGA4ではユーザーのサイト上での行動を表す「ユーザーイベント」を用いて計測します。

そのため、どのユーザーがどのページに行ってどんな事をしたのかより明確に分析できるようになります。

 

例えば同じサイトに3回アクセスがあった場合、UAでは同じユーザーが3回見たのか3名のユーザーが1回ずつ見たのか判別が容易ではありませんでした。

GA4ではユーザーごとに細かくアクセスデータを計測するため、誰が何回見たのか分かりやすくなっています。

それに伴いUAで使われていた「ビュー」がなくなり、新たにアクセスデータの収集元となるWEBサイトやアプリ用ページを「データストリーム」として設定できるようになりました。

データストリームはWEB用・iPhone用・Android用があり、Googleシグナル(Googleアカウントにログインしていることを表す自動発行ID)により複数のデータストリームをひもづけることで同一ユーザーによる複数のデバイスでのアクセスも一括で測定できるようになります。

 

拡張測定機能で簡単にイベント計測できる

UAではユーザーイベントを測定するには行動に応じて任意の変数やタグを一つ一つ設定する必要がありました。

一方でGA4ではデータストリーム作成時に設定するだけでWEBページのHTMLソースと連携して「スクロール数」などのイベントを自動で集計してくれるため、HTMLの知識のない方でも簡単にイベント計測ができるようになりました。

また今まで測定が難しかったファイルのダウンロード状況や動画の再生状況も測定できて、ページ間以外のユーザーの流れも把握できるようになりました。

 

ユーザーの行動予測機能が使える

GA4には新機能として「予測オーディエンス機能」が実装されています。

収集したユーザーイベントの情報をもとに機械的に「7日以内に購入する可能性が高いユーザー」や「7日以内にWEBサイトから離脱する可能性の高いユーザー」などを予測することで、広告やマーケティングの最適化に活用できます。

またGoogle広告と連動することで離脱しそうなユーザーに優先的に広告配信を行うというような、ピンポイントに的を絞った、広告施策もできるようになりました。

 

BigQueryへのエクスポートが無料版でも可能に

BigQueryはGoogleが提供するクラウドのデータベースで、数テラバイトのデータを短時間で処理できる高い処理性能が特徴です。

これまでBigQueryにデータをエクスポートする機能は有料版のGoogleアナリティクスにしかありませんでしたが、GA4からは無料版でも利用できるようになりました。

優れた処理速度を生かしてGA4が集計・分析する前のデータを素早くBigQueryに保存することで、独自の観点でアクセスデータを調査できるようになります。

 

GA4に関する3つの気になるポイント

① いつまでにGA4に移行したらいい?

UAによるアクセス収集は2023年7月1日で終了する予定です。

またUAで作られたレポートも2024年1月1日以降にアクセスできなくなると言われているため、遅くとも今年中にはGA4へと移行したほうがよいでしょう。

 

② GA4は本当に無料で使える?

GA4には無料版と有料版の「アナリティクス360」があり、両者では設定できるイベントパラメータの数や一日にBigQueryへエクスポートできるイベント情報などが異なります。

ただし無料版でもBigQueryなど外部機能を連携させて利用する場合、その機能の料金が発生することがあるので事前に料金体系をよく確認しておきましょう。

 

③ 移行前のデータはGA4に引き継ぎできる?

UAとGA4ではアクセス情報の仕組みが大きく異なるため、データの引き継ぎはできません。

またオーガニック検索によるアクセスがGA4では測定できなくなっているため、UAとGA4でアクセスデータを比較することは無意味といっていいでしょう。

 

GA4はデータの集計方法が今までと大きく変わっている

一回一回のアクセスからデータを集計するUAとは違い、GA4はデータストリームという新たな仕組みにより複数のデバイスからのアクセスなどを一括で集計・分析できるようになりました。

またGA4ではユーザーの動作一つ一つを「イベント」として集計するため、移行前よりも各ユーザーのリアルな動きを把握できるようになっています。

弊社ではこのようなアクセス分析に関してのサポートも承っています。

解析レポートの作成も取り扱っていますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。

 

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