デザインや印刷物の発注担当者が制作会社や印刷会社とのやり取りの中で、校正を行う場面がありますよね。
今回はそんな校正をする際に不可欠な「校正記号」について解説します!
そもそも校正ってどういう作業をしているの?
制作会社や印刷会社から、デザインデータや刷り出しとともに「校正お願いします!」と言われることがありますが、そもそも校正って…?
校正とは、一般的には印刷物等の字句や内容、体裁、色彩の誤りや不具合に対して修正指示を出すことです。文字や数字だけではなく、デザインや発色に対しても確認を行います。
特に印刷の発色確認を行う校正は「色校正」と言われます。
最初に校正をすることを「初校」、初校の修正点を踏まえて出来上がったものを校正するのが「2校」、その次が「3校」と回を重ねるごとに数字が増えていきます。
修正内容を指示するのに欠かせない「校正記号」
いざ校正をはじめると、修正指示を出したい箇所を見つけた!
「でも、どうやって指示を出せばいいの…?」
実は、修正点を書き込む際に使用する「校正記号」は日本工業規格(JIS)によって定められています。
校正記号は全国共通で使われているため、正しい校正記号を覚えておけばバラバラの制作会社や印刷会社とのやり取りでも問題が起こらないのです。
正しい修正記号を覚えて、制作会社や印刷会社とスムーズにやり取りして業務時間を短縮しましょう!
校正記号を覚える前に注意すべき点
校正記号を読み解くのは、デザイナーやオペレーターです。
修正指示が間違って伝わったり、見落とされたりしないように、次の2点に注意しましょう!
- 赤ペンで目立つように書く
- 具体的に読みやすく書く
当たり前のことと思われるかもしれませんが、せっかく修正指示を出しても2度手間3度手間になっては意味がありません。
上記2点に気を付けて校正してみてくださいね。
校正記号でよく使われているものベスト6
それでは、ここからはよく使う校正記号6個をご紹介します。
校正記号を理解して業務の効率化につなげよう
普段何気なく行っている校正も、基本を理解し正確に行うことで業務の効率化に繋がるのではないでしょうか。
コムデザインでは、デザインや印刷物の発注担当者に便利な情報をこれからも配信していきます。
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