DMやノベルティグッズなどの個人顧客向けの販促ツールには、その企業の知名度やブランドイメージを向上させる役割があります。
しかしただの販促物を配布しただけでは受け取った側の印象になかなか残りにくく、顧客の興味関心を引き出せる可能性もそれほど高くありません。
顧客にとって印象が強く残る販促物を作るうえで、有効なのが「イメージバリアブル」の印刷技術です。
今回はイメージバリアブルが何なのか、どのようなものを作れるのか解説していきます。
イメージバリアブルとはどんな印刷手法?
イメージバリアブルはバリアブル印刷の進化系ともいえる印刷手法です。
バリアブル印刷は「可変印刷」とも呼ばれている、一つの原稿データを大量に刷っていく商業印刷に対して、事前に用意したプログラムを元に一個ずつ印刷物に違う原稿データを毎回刷っていく手法です。
このバリアブル印刷で使われる原稿データのテキストを写真やイラストの中に馴染むように適宜加工して掲載させて印刷する手法が、イメージバリアブルです。
イメージバリアブルなら沢山の顧客にそれぞれ違うメッセージ入りのイラストを送りたいといった場合にも、原稿データを用意していただくだけで丁寧に文章が入れ込まれた販促物を迅速に準備できます。
例えば顧客の中に2月生まれの方が200名いてそれぞれに誕生日割引の案内を郵送したいとき、それぞれの絵葉書の誕生日ケーキの写真のプレート部分に「〇〇 ××様 お誕生日おめでとうございます!」といった文章を違和感なく入れることもできます。
低価格かつ短期間で自然な仕上がりに加工できるため、イメージバリアブルは顧客への特別感を演出できる販促物を効率よく用意できる手法といえます。
イメージバリアブルはこんな人におすすめ!
ダイレクトメール担当者
上記にもあった通り、販促物の内容を顧客一人ひとりの目にしっかり通してもらいたいなら、イメージバリアブルがおすすめです。
単純な来店率や利用率の向上だけでなく、顧客のペルソナをもとにDMの内容を変えることで顧客のリピート率やBtoBの案件の進捗にもよい影響を与えられます。
営業担当者
イメージバリアブルで作成できるのは、はがきやパンフレットなど紙製品だけではありません。
アクリルスタンドなどの立体的なグッズも作れます。
そのため普段よく利用していただいている顧客には、何かプレミアムな感じのある特典をお配りしたいといった場合にも、イメージバリアブルは効果的です。
イメージバリアブルでつくれるもの
① 個人顧客向けのダイレクトメール
住宅や自動車などといった高額商品や長期間加入する金融商品の場合、顧客が購入にいたるまでじっくり考えるスパンがあります。
この間に顧客の印象を悪化させずに商品への関心を高める方法としてイメージバリアブルを用いたDMがあげられます。
具体的には招待状や通知状、挨拶状などがあります。
② パーソナライズノベルティグッズ
主に法人顧客にあいさつ回りなどで配布するノベルティグッズ(卓上カレンダーやポスターなど)もイメージバリアブルの作成が効果的です。
特に卓上カレンダーの場合は、すでにあるデザインテンプレートの上から会社のスケジュールなどのデータを入れるだけで簡単にオリジナルの卓上カレンダーが準備できます。
③ パーソナライズ商品(ポスター・スタンドなど)
エンタメやスポーツなどの人気コンテンツにもイメージバリアブルは活用できます。
商品パッケージやラベルなど商品の包装に使うものだけでなく、ポスターやアクリルスタンドといった商品そのものもイメージバリアブルで製造することで、ファンにとって特別な一個となるグッズを展開できます。
一枚一枚「違い」を演出できるイメージバリアブル!
大切な顧客に普段よりも印象に残る案内をお送りしたい、そんな時に役立つのがイメージバリアブルです。
普通のバリアブル印刷よりも画像に合わせてテキストを乗せられる分、見た目の印象を強めて顧客をひきつけやすくなる効果が期待できます。
イメージバリアブルは重要な顧客への挨拶状からアクリルスタンドまであらゆる形態の販促物を作れるので、ブランドへの印象を向上させて重要な顧客をつなぎとめることもできます。
弊社東洋美術印刷でも、高品質高精細な印刷技術を利用したイメージバリアブルのサービスを提供しています。詳しくは関連サービスをご覧ください。
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