皆さんこんにちわ。写太郎です。
会社のHP、ポスターやチラシなどに使われている商品写真。
オフィシャルな写真はプロに任せたい!でも予算もないし時間もない。
でも少しでもいい写真を撮って少しでも商品を魅力的にみせたい!
そんな人に今日から使えるかもしれない、知っておけば一ランク上の商品写真を写せる。今回はパースについて考察してみます。
パースによって「伝わる写真」かどうかが決まる
撮影初心者さんがよく陥りがちな失敗にパースの失敗があります。
こういう感じです。
理想はこちら
パースとはパースペクティブの略で遠近感みたいな意味です。
モデルルームなどインテリアの撮影では、パースを効かせた写真を撮ることによって部屋を広く見せたり、映える写真ではその歪みを上手く使って印象的に仕上げている写真もあります。
ですが、そこは上級編までとっておきましょう。今回は商品撮影のお話ですね。
序章でもお話しした通り、ビジネスシーンにおける商品写真で大切なのは、商品の特性がきちんと見てくれている人に伝わることです。
四角い箱形の商品が台形になったり、丸い商品が極端に楕円になったりしているのでは具合が悪いですよね。
人の顔も歪んでいては印象が随分と違ってしまいます。
適切なパースのコツは被写体との距離感
では実際にどうしたら見る人に違和感の無いパース感の写真が撮れるのでしょう。
パースの調整は被写体とカメラの距離によって決まります。
被写体に近づけばパースのキツい写真になりますし、被写体から離れればパースのユルい写真になります。簡単ですね。
四角い箱をきちんと四角い箱として撮るには、離れて撮るだけで劇的に改善します。
スマホカメラなどで撮ろうとすると、つい画面に対して大きく写そうとして近づいてしまいがちです。
なぜなら一般的なデジカメやスマホのカメラは起動時、部屋や風景などを撮れるような設定になっているからです。ズッズとズームしましょう!
なるほどー、商品を撮る時は離れて撮影するのか!
でも実際どれくらい離れればいいの?ってなりますよね。
まずは普段その商品を使う視点、距離感を意識しましょう。
例えばペットボトルを撮影するとした場合、軽く手を伸ばしたくらいの距離感が馴染みのある距離感だと思います。
いつも5cmくらいの距離にあったりしませんよね。逆に100m先のペットボトルを意識したりはしないはずです。
物が大きくなると自然と普段その被写体を見る距離が遠くなるし、小さくなれば近寄りますね。
そこから一歩引いた位置が、商品撮影における基本的な距離になります。
一歩引く冷静さが商品撮影には必要ってことですね。
だからといって闇雲に距離を取ればいいってものではありません。
パースはキツすぎても違和感を感じるし、無さすぎても違和感があります。
逆に言うと、印象的な写真を撮りたいと思えば距離を短くしたり、極端に長くすると撮れるってことですが、それは中級者向けの話なので今回は割愛します。
被写体との距離感は、人と人との距離感と同じくらい大事。という話でした。
カメラと被写体の距離感をつかむのが大事
パースはカメラと被写体との距離で決まります。
普段被写体を見る位置より一歩引いて撮影すると違和感の無い写真が撮れますよ!
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