店頭に置く販促POP(ポップ)は、店舗集客の増加や、商品の売上アップにつながる販促ツールです。
販促POPにはさまざまな種類があります。売場の商品や顧客ターゲットに合わせ、販促POPを使い分けることが大切です。
この記事では販促POPを作成するときのポイントや、売上アップだけではない販促POPの効果について解説していきます。
店舗の販促POPを作成する際の3つのポイント
店頭や陳列棚に販促POP(ポップ)を置くことで、集客増や売上アップといった効果が期待できます。
販促POPを作成するときは、3つのポイントに気をつけましょう。
① まずは目を引く色使い・デザインを
販促POPの効果を高めるには、お客さまが思わず立ち止まるような色使いやデザインを選ぶ必要があります。
特に販促POPに適しているのは、純色(ビビッドカラー)です。彩度の高い色はお客さまの印象に残りやすく、高い訴求力があります。
とはいえ色使いが多すぎたり、目立たせようと字をごちゃごちゃ書き込んだりするのは逆効果です。
販促POPの訴求力を高めるには、色使いやデザインを目立たせるだけでなく情報の取捨選択を行い、すっきりと理解しやすい内容にする必要があります。
② ターゲットに合わせてポップを作り分けよう
またターゲットに合わせてポップを作り分けることも大切です。
顧客の年齢層や職業といった属性、商品や売場の種類によって、訴求力が高い色使いやデザインは変化します。
例えば一般的に若い女性を対象としたアイテムには、色鮮やかなマゼンタカラーやキラキラした質感の用紙などが使われます。
一方で「独身OL」をターゲットとして生活用品を販売するような場合は、より身近で生活感を想起させるようなデザインが適しています。
販促POPを作成するときは必ずターゲッティングを行い、ターゲットに合わせた色使いやデザインを選びましょう。
③ 「口コミ」や「店員のおすすめ」で親近感を持ってもらう
販促POPに口コミやコメントを記載するのもポイントです。
お客さまが商品の機能や使用イメージを想像しやすくなり、販促POPの訴求力を高められます。
お客さまアンケートを実施したり、売場の店員に実際に商品を使用してもらったりして、見ている人に使用感が伝わるような口コミ・コメントを、販促POPに記載しましょう。
販促POPの主な種類2つとそれぞれの効果を解説
販促POPは大きく分けて2種類に分けられます。それぞれの効果を順に見ていきましょう。
① 店頭POP:お客さまを呼び込み来店を促す販促POP
店頭POPとは、店頭を通りかかったお客さまに興味を持ってもらい、来店・入店に結びつけるためのPOPです。
店頭POPには「誘導POP」「商品POP」の2種類があります。
誘導POPは来店・入店を促すためのPOPで、垂れ幕やのぼり、売場案内図、突き出し看板などがあります。
一方、商品POPは商品の魅力をアピールするためのPOPで、ポスターやブラックボード、タペストリー、モニターPOPなどの種類があります。
② 店内POP:商品やキャンペーンの紹介に用いる販促POP
店内POPは店内の売場や陳列棚、レジの近く、テーブル上など身近な場所に配置し、商品のPRやお買い得情報を発信するためのPOPです。
代表的なものが「卓上POP」です。卓上POPはテーブルの上に置くタイプのPOPで、主に飲食店やイートインスペースのある店舗で使われます。
卓上POPはお客さまの邪魔にならないようサイズが限られるため、伝えたい情報を取捨選択することが大切です。
販促POPがもたらす副次効果:POPが売場の雰囲気を形づくる
販促POPの効果は、店舗集客や売上アップだけではありません。販促POPは売り場の雰囲気にも大きな影響を与えます。
販促POPの色使いやデザインを工夫することで、店内が活気づいたり、売場のスタッフの士気が上がったりと、売場の雰囲気を改善することが可能です。
POPづくりは売場づくりです。
「店舗の雰囲気が暗い」「売場に活気が感じられない」といった問題がある場合は、販促POPの色使いやデザインを見直してみましょう。
POPづくりは売場づくり!販促POPの色使いやデザインにこだわろう
ここまで、販促POP(ポップ)の効果や作成ポイントについて解説してきました。
販促POPの効果を高めるには、色使いやデザインにこだわったり誘導POP・商品POP・卓上POPといった種類を使い分けたりすることが大切です。
販促POPは売上や店舗集客に影響があるだけでなく、売場の雰囲気の醸成にも役立ちます。
売場の雰囲気を明るくしたい場合は、まず販促POPから見直してみましょう。
ただし、そのためにはアンケート調査の実施など顧客データの取得・分析も必要ですよ。
・関連サービス:グラフィックデザイン
記事に関するコメントはこちらよりお書きください