一般社団法人ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会主催のUCDAアワード2021では、協賛企業参加のコンテストが行われました。
このコンテストは、UCDAアワード2021のポスターを作成する“ポスターコンテスト”、情報の作り手である第2者企業が生活者目線に立った「わかりやすい」申請書を作成する“帳票コンテスト” の2部門で構成されています。
今回、弊社東洋美術印刷株式会社もこのコンテストに参加させていただき、
- ポスターコンテスト 実行委員長賞
- 帳票コンテスト アナザーボイス賞(特に生活者の評価が高いもの)
を2年連続で受賞いたしました!
ポスターコンテストで制作したビジュアルは、UCDAアワード2021総括レポートの表紙にも掲載されます。
こちらのレポート表紙も2年連続での掲載となりましたので、ぜひご覧になってください。
各コンテストの結果発表ページ
今回は、弊社でコンテストにエントリーしたポスターと帳票を手掛けたディレクターとデザイナーから、「わかりやすい」デザインを作るうえでのポイントなど制作の裏話を聞いてみました。
UCDAアワード2021ポスター 制作
こちらが弊社で制作したポスターです。
こちらの制作ポイントを、デザインだけではなくイラストの作成まで行ったデザイナーに聞いてみました。
制作ポイント
このポスターでは、「伝えたい気持ち 伝える技術」というコピーをもとに複雑に絡まりあった情報の糸をUCDメソッドによって整理されて伝わっていく様子を、イラストを用いて表現しました。
図中のイラストでは「伝えたいことがあるけどうまく伝わらず困っている人(左)」、「伝えたい気持ちをつなぐ仲介人(中央の三人)」、「伝えたいことが伝わり笑顔になっている人(右)」を表現しています。
ワクチン接種の予診票 改善
こちらが弊社でわかりやすく改善した予診票です。
こちらの制作ポイントを、担当したディレクターに聞いてみました。
制作ポイント
今回の予診票のコンセプトは「『接種者』が迷わず記入漏れのない帳票」です。
「接種者」と「医療従事者」の異なる利用立場があるのを念頭に、帳票に触れる頻度の少ない「接種者」を重視した帳票デザインを心掛けました。
接種者が記入する項目と医療従事者が記入する項目を、デザイン的に異なるトーン&マナーで区分けして、接種者が直感的に記入箇所を理解できて上から記入することで記入漏れが起こらない構造にしました。
また記入項目はすべて白窓にしたことで、その部分にだけ視線を向かせて記入作業に集中できるようにしました。
一方、医療従事者は繰り返し作業することで、帳票に対する認知が進み必然的に記入ミスなども減るため、あえて接種者よりトーンを落として目立たないデザインにしています。
UCDAの見やすいデザイン認証基準に準拠したデザインに仕上げました。
表彰式が執り行われました
一般社団法人ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会様に弊社へお越しいただき、表彰式が執り行われました。
まとめ
2年連続でポスターと帳票の両方で名誉ある賞をいただけたことを、とても嬉しく思っております。
東洋美術印刷には、ユニバーサルコミュニケーションデザインの理念を理解し、資格を保有したディレクターやデザイナーが多数在籍しています。
弊社では印刷物だけではなく、動画やWEBなど様々な切り口で「わかりにくさ」の改善を提案することが可能です。
これからも、コムデザインでは弊社事例の紹介など載せていきたいと思います。
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