一般社団法人ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会主催のUCDAアワード2020では、協賛企業参加のコンテストが行われました。
このコンテストでは情報の作り手である2社企業が生活者目線に立った「わかりやすい」申請書を作成する“帳票コンテスト”と、UCDAアワード2020のポスターを作成する“ポスターコンテスト”の2部門で構成されています。
今回弊社、東洋美術印刷株式会社もこのコンテストに参加させていただき、
- 帳票コンテスト 情報のわかりやすさ賞(特に専門家の評価が高いもの)
- ポスターコンテスト 実行委員長賞
を受賞いたしました!
ポスターコンテストで制作したビジュアルは、UCDAアワード2020総括レポートの表紙にも掲載されます。ぜひご覧になってください。
各コンテストの結果発表ページ
今回は、弊社でコンテストにエントリーした申請書とポスターを手掛けたディレクターとデザイナーから、「わかりやすい」デザインを作るうえでのポイントなど制作の裏話を聞いてみました。
帳簿コンテスト受賞「戸籍に関する証明書の申請書」
こちらが弊社がわかりやすく改善した申請書です。
こちらの改善ポイントを、担当したディレクターに聞いてみました。
改善ポイント
- 選択項目についてはレ点・〇囲みの二つに絞り、アクションを統一した。
- 記入項目にはグレー網を入れて判別しやすくするとともに、記入スペースは白マドにしてアピールすることで記入漏れを防ぐ工夫をした。
- フォントの統一化で読みやすくし、さらにウェイトの変化で見出しと本文の差別化をした。
生活者のアクションにとことん焦点を当て、シンプルで記入しやすい申込書が出来上がったと思います。
ポスターコンテスト受賞「UCDAアワード2020ポスター」
こちらが弊社が制作したポスターです。
こちらの制作ポイントを、デザインだけではなくイラストの作成まで行ったデザイナーに聞いてみました。
改善ポイント
今年のキャッチフレーズは「会えないけど、伝えたい。」。
コロナ禍で対面がなかなか難しい状況の中では、本当に伝えたいことがなかなか伝えられない、という状況を描きました。
今までと同じでは伝えたいことも伝えられない、ではどうしたらよいのか?
「これまでの「わかりやすさ」から さらに一歩先へ」という問題喚起を含んだメッセージにもつながっています。
伝えたいメッセージを強調するために、イラストは線をできる限り少なくしてシンプルにしました。
オンライン開催なので、会場となるホームページをアドレスバーのようにしたり、問い合わせ先もメールやホームページを意識したアイコンを使用して、一目で分かりやすいように工夫しています。
今までのUCDAアワードポスターとは印象をがらっと変えた、時流をとらえたビジュアルになったのではないかと思います。
初のオンライン開催ということで、直感的にホームページへ誘導できるような表現になりました。
弊社にてUCDAアワードの表彰式が執り行われました
一般社団法人ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会様に弊社へお越しいただき、表彰式が執り行われました。
情報の「わかりやすさ」は様々なかたちで改善できる
今回このような機会を初めていただき、受賞させていただいたこと、とても嬉しく思います。
東洋美術印刷にはユニバーサルコミュニケーションデザインの理念を理解し、資格を保有したディレクターやデザイナーが多数在籍しています。
印刷物だけではなく、動画やWEBなど様々な切り口で「わかりにくさ」の改善を提案することが可能です。
これからも、コムデザでは弊社事例の紹介など載せていきたいと思います。
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