オンライン工場見学の事例5選!種類やメリットを解説

オンライン工場見学の事例5選!種類やメリット、デメリットを解説プロモーション

コロナ禍以降、自宅やオフィスから気軽に工場見学ができる「オンライン工場見学」のコンテンツを公開している企業が増えています。

工場見学で製品の製造工程や工場の様子を見ていただくことは自社のファンになってもらうために非常に重要なプロモーション施策です。

本記事ではオンライン工場見学を導入するメリットから、オンライン工場見学の事例も紹介します。

オンライン工場見学とは?何ができる?

オンライン工場見学とは、WEB上で工場見学を体験できるサービスです。

従来の訪問型の工場見学とは違い、場所や人数の制約なく自宅やオフィスから気軽に参加することができます。

オンライン工場見学には主に3つの方法があります。

【動画配信型】

工場の様子を事前に収録した動画を公開する方式です。

参加者は好きな時間、場所からいつでも何度でも工場の様子を見ることができます。

リポーターに有名人を起用することでコンテンツの集客力を高めることもできます。

 

【ライブ型】

工場見学の様子をリアルタイム配信する方式です。

質問にその場で答えるなど、双方向的なコミュニケーションができるのが魅力です。

インスタライブやYouTubeライブなど、消費者の方が参加しやすいプラットフォームも充実しています。

 

【VR型】

VR(Virtual Reality)技術を用いて、仮想空間に作られた工場を体験する方式です。

まるで本当に工場の中にいるような感覚で工場見学をすることができます。

VRと聞くと専用のゴーグルがないと体験できないのでは?と思うかもしれませんが、没入感は得にくいものの、ゴーグルが必要ないタイプもあります。

 

オンライン工場見学のメリット

参加者側の自由度が高い

時間や場所の制約にとらわれずにいつでもどこでも工場見学ができるのが最大のメリットです。

工場の視察のために交通費や宿泊費をかけて現地に赴くといったこともなくなりますし、従来の訪問型の工場見学ですと平日にしかやっていない場合も多いですが、オンライン工場見学であれば平日は学校や仕事のある方も参加しやすいです。

また、大人数でのツアー形式とは違い、自分が興味のある部分を繰り返し見たり、戻ったりといった行動面の自由度も高いです。

 

参加人数に限りがない

従来の訪問型の工場見学では、人気の見学会では数か月先まで予約が埋まっていたり、参加できる人数も限られていました。

せっかく工場見学に参加したい人がいるのに、参加できないのは機会損失ですし、予約がとれないことでマイナスイメージを持たれてしまうことも。

しかし、オンライン工場見学であれば大勢の参加者に向けて工場や自社の魅力をアピールすることが可能です。

 

コストを削減できる

工場見学ツアーには、受付や案内などの人的リソースを多くとられ、コストがかかります。

オンライン工場見学なら、最初にコンテンツを作ってしまえば、従来型の工場見学でかかっていた多くの人件費を削減することができます。

 

デジタルコンテンツとしての展開ができる

オンライン工場見学のコンテンツをHPにのせるだけではなく、メルマガやSNSへ展開することができます。

WEBコンテンツならではの拡散性があるので、従来の工場見学では得られないような情報の広がり方、バズり方をする可能性も期待できます。

 

オンライン工場見学のデメリット

臨場感がない

実際の工場では、機械の大きさや音、原材料の匂いといった五感に働きかける要素が大きいためその分記憶にも残りやすいです。

そういった体験価値はどうしても訪問型の工場見学には及びません。

特に、人の記憶に結びつきやすい匂いの部分はオンライン上では再現性がありません。

 

導入コストがかかる

新たにコンテンツを撮影し、編集しなければいけないため、初期費用がかかってきます。

特に工場を3DCGで1から作るVR型の場合にはかなりの費用がかかってくるでしょう。

 

来場者とのコミュニケーションが取りづらい

従来の工場見学ではその場で気になったことをすぐに質問できますが、オンライン工場見学ではそれが難しい場合が多いです。

ライブ型のオンライン工場見学であればコメントを読んだり、VR型であればチャットボットを埋め込むなどの方法もありますが、顔が見えない中でのコミュニケーションとなってしまうので、満足度が低くなる可能性は考えられます。

 

オンライン工場見学事例5選

実際にオンライン工場見学を導入している企業の事例をご紹介します。

【キユーピー株式会社】アニメと映像を組み合わせた工場見学

キユーピートレインに乗って、キユーピーマヨネーズのおいしさを巡る旅を動画にまとめたオンライン工場見学です。

3DCGのかわいいアニメーションと、工場内の映像を組み合わせたかわいらしい動画で、お子さんでもマヨネーズやドレッシングの製造工程がわかりやすいコンテンツになっています。

卵が1分間に600個のスピードで黄身、白身、殻に分けられる割卵機は必見![注1]


【菅公学生服株式会社】複雑な工程を1つ1つ動画で紹介

セーラー服ができるまでの12の生産工程を、それぞれ短めの動画で紹介しています。

1つ1つの工程を自分のペースで見ることができるので、理解しやすいコンテンツになっています。

誰もが一度は手を通したことのある制服が、どのようにできるのかを知る機会となりますね。[注2]

 

【カルビー株式会社】工場からのライブ中継を交えた工場見学

Zoomを活用し、工場からのライブ中継を交えたオンライン工場見学会を行っているカルビー。

ポテトチップス、フルグラ、かっぱえびせんという3つの主力商品の製造工程を映像や動画、クイズと工場のライブ中継を交えて紹介しています。[注3]

 

【カゴメ株式会社】360°映像で臨場感たっぷりの工場見学

360°見渡せるVR動画は臨場感たっぷりで見応えがあります。

機械化された作業と人手がかかっているところがよくわかり、様々な企業努力があって製品が手元に届く様子がよくわかります。

このVR動画を見た後にカゴメトマトジュースを飲んだら、よりおいしく感じそうです。[注4]

 

【JFEスチール株式会社】VRで大迫力のバーチャル工場見学

工場内の地図を起点に自分で工場見学ツアーができるようになっています。

360°のVRで見る大きな機械や広大な敷地は迫力満点。

VR内には動画が埋め込まれているので、その地点でどのような工程を行っているのかがよくわかります。[注5]

 

オンライン工場見学ならVR360がおすすめ

この記事では、オンライン工場見学の概要やメリットデメリット、事例をまとめて解説しました。

オンライン工場見学を導入してみたいけど、導入コストが心配という方には、実写VR制作の「VR360」がおすすめ。

VR360なら、3Dカメラ で撮影した施設をWeb上で回遊できるコンテンツを、低価格・短納期で制作できます。

音声や動画、チャットボットの埋め込みや、自動ツアーや宝探しなどの機能も充実。

オンライン工場見学をまだ導入していない企業様は、ぜひご参考にしていただけますと幸いです。

 

・関連資料のリンク

[注1] 動画で工場見学 | オープンキッチン(工場見学) | キユーピー
[注2] カンコー博物館 工場見学 :: カンコー学生服
[注3] 北海道工場見学(オンライン)|カルビー
[注4]  カゴメ バーチャル工場見学”>カゴメ株式会社 > カゴメ バーチャル工場見学

[注5] JFEスチール株式会社|バーチャル工場見学

 

・関連資料のダウンロード

工場見学やオンライン展示会で活躍する VR活用方法工場見学やオンライン展示会で活躍する VR活用方法
 
本資料では3Dカメラで撮影した空間をWEBコンテンツ化するサービス「VR360」の説明と、工場見学やオンライン展示会でどのように活用できるかのアイディアを掲載しています。
 

 

タイトルとURLをコピーしました