VRでの施設の内覧で顧客満足度の向上を実現

VRでの施設の内覧で顧客満足度の向上を実現プロモーション

新しく家を買うときに住宅展示場を下見して検討するように、大学や老人ホームなど長期間滞在する施設や大人数が集まる冠婚葬祭の会場も事前に下見しておきたい人も多くいます。

下見に来てくれた方に対してうまくアプローチできれば実際に施設や会場の利用につなげられるので、事前に見てみたいという声にはできる限り応えたいもの。

しかし様々な理由から見学客に対応できないために、顧客満足度を思うように上げられずその後の利用につながりにくいということもあるのではないでしょうか。

そんな方におすすめなのが、施設側にも客側にも様々なメリットがあるWEB上で見学できるバーチャルコンテンツです。

今回は中でもVR技術によるコンテンツのメリットや、ユーザーが下見の際に気にするポイントを中心にまとめました。

VR技術を用いたバーチャル展示ソリューション

VR技術と聞くとゲームのステージのような非現実的な空間を連想する方もいるかもしれませんが、現実世界のデジタルツインを生成してそのまま写したような空間を再現することもできます。

ゴーグルなど特別な機材がなくても、VRはGoogle mapのストリートビューのように気軽にパソコンやスマホから利用できるものも少なくありません。

疑似的に建物の内部を見て回れるコンテンツを制作して公開できるため、WEB上で施設の内部を下見することもできるのです。

東洋美術印刷ではMatterportの技術を生かしたVR360のサービスソリューションを提供しています。詳しくは関連サービスなどもご覧ください。

 

VRによる展示「運営者にとってのメリット」

営業時間外でもリードとの接点を持てる

WEBコンテンツなら施設の営業していない時間帯でも、ユーザーに内部を下見させることができます。

そのため夜間や土日などスタッフが対応しづらい時間帯でも、バーチャル展示ソリューションなら問題なく顧客にアプローチをかけられます。

また数百キロ離れた遠方の親族や参加者でもVRならすぐに見学できるため、地理的な制約を受けずに見に来てくれるのも大きな特徴です。

あまり大規模ではない施設だと一度に大人数が見学することが難しいことがありますが、VRのコンテンツだと誰でも同時にアクセスできるため、見学したい時間帯が他の希望者とかぶっても問題ありません。

 

申し込みや予約へスムーズに誘導できる

VRコンテンツを開いたブラウザからそのまま資料請求や予約の申し込みなど次のアクションを実行できるため、ユーザーのスムーズな導線ができやすいです。

社会心理学に「ヒックの法則」という用語があり、これは選択肢が増えると人の意思決定に時間がかかり行動をとりづらくなるというものです。

WEBサイトでもよりユーザーを次の行動に移すため、LPのレイアウトを最低限の要素だけに抑えることで、すぐ申し込みへつなげるようにしたものも少なくありません。

VRコンテンツにはタグを埋め込むことで、外部のLPへアクセスして申し込みなどができるようにする機能が実装されたものもあり、ユーザーを自然に誘導させることもできます。

 

天候や交通状況の影響を受けずに済む

リアルな場所での見学会は、悪天候や交通事情による急なキャンセルや延期を受けることも少なくありません。

ある調査では雨や雪などの悪天候が原因で外出予定を変えた経験があると答えた人は、回答者全体の77%にものぼっており、たとえ屋内で行われる見学会もその影響を受けやすいでしょう。

VRコンテンツならそもそも事前に見学を予約する必要がないため、急なキャンセルにより業務が振り回されることもありません。

また見学者側にとってもいちいち予約やキャンセルの連絡を入れる必要がないため、その分利用しやすいといえます。

 

VRによる展示「ユーザーにとってのメリット」

セールスを気にせずゆっくり見られる

店頭に見学しに行くと、ゆっくりと展示商品を見ようとしても販売員に話しかけられてしまい、そのままセールストークに付き合わされてしまうこともあります。

もし気になる商品があって一人でじっくり考えながら比較検討したいという場合、VRでの見学なら誰にも邪魔されずに思う存分見て回れます。

また気になることがあって質問しても、販売員やスタッフが肯定的な意見しか言ってこない可能性もあるかもしれません。

そういう場合もVRコンテンツなら、見学しながら口コミやレビューで第三者の評価を同時に調べることができます。

 

実際に来店する際の下調べができる

利用を検討している施設が遠くにあったりすると、なかなか何度も見学することができません。

しかし一回見学した後に「そういえば、あれはどうなんだろう」と気になることが出てくることもあるため、何度も見学しに行きたいという人も多いのではないでしょうか。

VRコンテンツを利用して施設を見て回ることは実際に施設に見学へ行く前の下調べとしても使え、事前に現地で何を見ておきたいかまとめることもできます。

また利用を検討している施設が複数あればVRでまとめて見学して比較することで、何か所も実際に見学へ行くこともせずに候補を絞り込めて時間やお金の節約につながります。

 

身体状態に関わらず下見ができる

病気や障害などにより自由に外出ができない方でも、病院や介護施設などの利便性や雰囲気をVRコンテンツにより下見することができます。

たとえ施設がバリアフリーを徹底させていても、現地までの移動距離が長いなどの理由で実際に下見に行くのがとても困難になることも少なくありません。

VRコンテンツならパソコンやスマホを操作するだけでいいので、自宅や病室から一歩も出る必要もなく体力的な負担もなくせます。

また聴覚に難がある方でも情報をテキストなどで表示させれば、スタッフからの説明を聞くのと同じように施設のことを知ってもらえるようにできます。

 

下見の際に見学した人が気にする点

実際に施設を下見した人は、どういったところを気にしているのか主なものを軽く説明します。

見るポイント① 駐車場・送迎バスの有無

敷地内に駐車設備があるか、無い場合は最寄りの駐車場はどこなのか多くの方が確認します。

駐車場によっては会員限定や契約者専用のところもあり、初めて来た親族や参加者でも利用可能かといった点もチェックされます。

また冠婚葬祭の会場でアルコール類が振る舞われる場合などは、最寄りの駅や空港などから送迎バスやタクシーが呼べるかも見られるでしょう。

 

見るポイント② 収容人数

結婚式場や葬儀場などは、招待した参加者を余裕をもって収容できるだけの規模が必要です。

ただ広いだけでなく、参加者の休憩スペースなどがきちんと確保できるかどうかも見られます。

 

見るポイント③ 設備の充実性

老人ホームや大学など長期間にわたって利用し続ける施設の場合、利便性や快適性が保たれる程度の設備があるかどうかが重要です。

お手洗いや飲食スペースといった共同で使用する場所だけでなく、Wi-Fiがつながっているか空調設備の有無など人によってはかなり細かいところまでチェックします。

 

見るポイント④ 料金体系

自治体が運用する公営のものかどうかで使用料金は大きく変わってきます。

例えば葬儀場の場合、公営のところは火葬とセットになっていることで全体的な費用をおさえられるところが多いですが、民営のところは火葬と葬儀が別々になることも少なくないため費用が高くなりやすいです。

しかし料金が高くなる分、民営のところはサービスの品質や立地条件などが良いことが多く、どう利用したいかによって公営か民営かどちらが適しているかは変わってきます。

 

施設によっては見られやすい点

葬儀場

葬儀場の場合、火葬を行うまでに遺体を安置しておく場所は確保できるか、遠方から来た親族が宿泊できるスペースは施設内にあるか、もしくは近隣に宿泊施設はあるかといったことが見られます。

結婚式場

結婚式場の場合は、家族連れの方のための待合スペースがあるか、音響や照明の設備は式を盛り上げられる程度に充実しているか、希望する演出プランが実行できるかどうかといったことが見られます。

老人ホーム・医療施設

老人ホームや医療機関の場合、清掃が行き届いているかなど衛生管理が徹底されているかがチェックされるほか、利用者がナースコールや洗面台などを問題なく利用できるよう導線ができているか、他の入居者の居住スペースとの間隔は適切かどうかなどが見られます。

大学・教育機関

大学や専門学校の場合、研究や実験に使う設備の充実性、図書館や食堂など公共施設の綺麗さなどが見られます。

特に遠方から受験しようとしている場合、受験勉強で忙しく何度も学校に見学にいけないものの、入試にそなえて実際にどこで試験を受けるか、最寄り駅からどう行くかなどは把握したほうがよいでしょう。

その場合、VRコンテンツなら勉強の合間にちょっと見学するといったことも可能です。

 

VRの見学コンテンツは施設側も来客側もメリットが多い

大学や老人ホームをこれから利用しようとしたり結婚式や葬儀を行おうとしたりする際、施設を下見する手段としてVRコンテンツを提供するのはユーザー側にとっても施設運営者側にとってもたくさんの利点があります。

施設側にとっては営業時間外でもユーザーが見に来てくれて、大雨や電車の不通などの影響を受けずに申し込みなどの次のステップへとユーザーを誘導しやすいのがメリットです。

一方、ユーザー側にとっては販売スタッフを気にすることなく、身体状態が不自由な方でも自由に見学することができる点があるほか、実際に来店する際の下調べにも利用できます。

下見に来た方がどこを気にしているかは施設によっても異なるので、もしVRでこうしたコンテンツを手がける場合はユーザーの知りたいことが分かるものを提供できるようにしましょう。

 

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