ドキュメントデザインはわかりやすさが重要
パンフレットや製品カタログ、取扱い説明書に会社案内、これらツールのデザインってどのようにデザインを評価していますか?
ツールの目的や訴求したい相手によって評価ポイントは変わるものですが、これらのツールに共通して重視しなければいけない評価ポイントがあります。それは「わかりやすさ」です。
しかし「わかりやすさ」を評価するのは意外と難しいもの。
上司に「どこが悪いかわからないけど、デザインをわかりやすくして!」と言われたらどうしますか?
デザイナーに「わかりやすいデザインにしました!」と言われたけど、自分にとってはわかりにくいデザインだった場合、どのように説得して修正しますか?
なにをもってわかりやすいと言えるか、自信を持って答えるのはなかなか難しいものですよね。
わかりやすさを構成するいくつかの要素
わかりやすさを考えるとき、ツールのユーザーにどのような属性の人が含まれるか、理解しておくとデザイン上で気を付けなければいけないポイントも見えてくるようになります。
白内障の高齢者、色弱で色の見え方が違う人、多過ぎる情報にストレスを感じる人。様々なユーザーがいることを想定し、ユニバーサルデザインの観点を採り入れると、より多くの人にとってわかりやすいデザインを構築することができるようになります。
実はデザインのわかりやすさはいくつかの要素に分解して考えることができます。
一般社団法人ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会(UCDA)はデザインのわかりやすさを測るために、以下の9つのポイントで評価する手法を開発しています。
- 情報量
- タスク
- テキスト(文意)
- レイアウト
- タイポグラフィ(文字)
- 色彩設計
- マーク・図表
- 記入(入力)欄
- 使用上の問題
これら9つのポイントでデザインを評価する手法をDC9ヒューリスティック評価法といい、2013年には特許も取得しています。
DC9ヒューリスティック評価は、UCDAが認めるデザイン評価の専門家から受けることができます。
「見やすさ・読みやすさ」は自動判定ツールで解決できる!
9つのポイントをすべて満たしているとわかりやすいデザインと言え、内容が伝わるデザインとして品質が確保されます。
専門家の目を通して評価されていれば安心ですし、上司に対してもデザイナーに対しても説得力を持ってデザインがわかりやすいと言えるようになります。
ですが専門家を集めて9つのポイントで評価するためにはそれなりに時間と費用が掛かり、手配も簡単ではありません。
そこでもっと手軽で簡単にデザインを評価する手法が必要となり、開発されたのが「ヨミヤス」です。
UCDAと理想科学工業株式会社により開発されたデザインの自動判定ツールです。
9つのポイントのすべてを評価することは出来ませんが、情報量、タイポグラフィ、色彩設計の3つを満たしていると、そのデザインは「見やすい・読みやすい」と判定できます。
ヨミヤスはこの3つの評価ポイントに着目し、デザインをソフトウェアで自動判定することができるツールです。
ヨミヤスUCD診断 診断レポートサンプル 文書の見やすさを自動判定するツール「ヨミヤスUCD診断」。 診断レポートと、必要な費用についてご紹介した資料をご用意しました。 | |
ヨミヤスUCD診断が「見やすさ・読みやすさ」を客観的に診断します。
企業や団体がヨミヤスを導入することも可能ですが、ヨミヤスを導入していなくても東洋美術印刷株式会社がスポットでヨミヤスによるデザイン診断を受け付けます。
高齢者や色弱者も含む多様なユーザーが見たときに「見やすさ・読みやすさ」が確保されているか、ヨミヤスによる判定を行い、診断レポートを提出しています。
ヨミヤスの基準にはUCDAの「見やすいデザイン」認証の基準が採用されています。
主観的、感覚的なデザイン評価を排除し、客観的、科学的に「見やすさ・読みやすさ」の観点でデザインを診断することができます。
ヨミヤスUCD診断をご検討中の皆様のために、診断レポートのサンプルをご用意しました。
「ヨミヤスUCD診断」により得られるレポートと、必要な費用についてご紹介した資料をご用意しました。
多くのUCDA認定資格書を有し、「UCDAの窓口」企業としてデザイン改善を行っている東洋美術印刷株式会社では、ヨミヤスによる診断だけではなく、「UCDA認定1級者診断」と「改善デザイン制作」も行っております。
サンプル資料にはこれらのオプション機能のサンプルも掲載しています。
こちらの資料は無料でダウンロード・閲覧できます。情報のデザイン改善の参考として、ぜひ読んでみてください。
ヨミヤスUCD診断 診断レポートサンプル 文書の見やすさを自動判定するツール「ヨミヤスUCD診断」。 診断レポートと、必要な費用についてご紹介した資料をご用意しました。 | |